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政治山ニュースまとめ

「石原氏、都知事辞任・国政へ」まとめ


10月25日、石原慎太郎前都知事が知事辞任と国政復帰を表明しました。石原氏はこの中で、自らを中心とした新党を立ち上げるプランを明らかにしています。これをきっかけに、一気に政界が騒がしくなってきています。ここでは「政治山ニュースまとめ」として、石原氏の辞任会見からの10日間のニュース・報道を集めます。政治山では今後も、東京都知事選および“石原新党”に関連した情報を掲載していく予定です。(2012/11/02 政治山)

>>「特集:東京都知事選挙2012」
>>第5回政治山調査「都知事選・衆院選に関する<緊急>意識調査」
>>「政治山クリックリサーチ」

石原劇場、開幕

石原氏の新党結成表明により、たちあがれ日本の合流や日本維新の会との連携が話題に上るなど、いわゆる“第3極”の動きが活発化してきました。ここではまず、石原氏の表明を各メディアがどう報道したかを見ていきます。(1/4ページ)

  • 東京都の石原慎太郎知事(80)は25日、都庁で記者会見し、次期衆院選に向け、自らが党首を務める新党を結成し、国政に復帰する意向を明らかにした。同日、都議会議長に辞表を提出した。

    国政復帰の理由は、「明治以来続いている官僚制度をシャッフルしないと、国民が報われない。命あるうちに最後のご奉公をしようと思う」などと説明した。新党には、たちあがれ日本に所属する衆参国会議員5人全員が合流する見通し。

    石原氏と新党結成に向けた協議を続けてきたたちあがれ日本の平沼赳夫代表は25日、記者団に対し、新党結成の時期について「11月上旬を望んでいる」とした上で、次期衆院選での候補者擁立は数十人規模になるとの見通しを示した。

    ■石原都知事が辞任表明=来月上旬にも新党、国政復帰目指す・維新と連携で「第三極」■時事ドットコム(2012年10月25日)
  • 橋下徹大阪市長が代表を務める新党「日本維新の会」との連携を視野に、民主、自民両党に対抗する第3極勢力の結集を目指す。石原氏は比例選東京ブロックから出馬する意向で、11月上旬に結党する方向で調整している。次期衆院選で30~40人規模の候補者を擁立したい考えだ。

    都知事が任期半ばで辞任するのは初めて。

    日本維新の会については「まず連携、連帯だ。橋下氏とは政策のすり合わせもしてきた」と語った。憲法改正や原発など重要政策で考え方の違いが表面化していることに関しては「こちらも乗り込んで異論を唱えるし、あちらも異論を唱えたらいい。それで初めて本当の連帯ができる」と述べた。

    ■石原都知事が辞任表明…比例東京から出馬の意向:政治■YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2012年10月25日)
  • 会見で石原氏は「命のあるうちに最後のご奉公をしたい」「日本を支配する、硬直した中央官僚の支配制度を変えないと駄目だ」と述べ、新党の政策として中央集権体制の打破や現憲法の破棄などを挙げた。

    次期衆院選で自民党が過半数に届かないながらも第1党になると予測したうえで「今の自民党は評価していない」と発言。野田政権の原子力政策にも「緻密な計画を練って何%依存すべきか論じたらいい。それもなしに30年代でゼロにするなどというのは提案にもならない」と批判し、民主、自民両党に対抗する第三極の立場を強調した。

    任期を約2年半残して知事を辞職することには「仕方ない。都民のためにもっと役に立つ仕事をしようとしてるんだから」と理解を求めた。「私が総理大臣になることは全くない」とも話した。

    ■石原新党:都知事辞職、衆院選出馬を表明 後継は猪瀬氏-■毎日jp(毎日新聞)(2012年10月25日)
  • 後継都知事に猪瀬副知事を指名。「あんな優秀な副知事はいない」

    【石原氏会見】今の自民党はそんなに評価できない
    【石原氏会見】選挙制度を批判。「中選挙区制に戻さないといけない」
    【石原氏会見】都政を放り出すのではない。東京のために国政でやらなければならない
    【石原氏会見】後継都知事に猪瀬副知事を指名。「あんな優秀な副知事はいない」
    【石原氏会見】今の憲法の合法性に疑問を提示。「新しい憲法に変えたらいい」
    【石原氏会見】自らは比例での立候補を想定。「橋下君は、市長として辣腕を振るった後に出ればいい」
    【石原氏会見】「(国民の生活が第一の)小沢氏と組むことはないだろう」

    ■石原氏「知事後継は猪瀬氏」 【会見詳報】-政治■朝日新聞デジタル
  • 国営通信、新華社など中国メディアは25日、東京都の石原慎太郎知事が辞任し国政に復帰する意向を表明したことを速報で伝え、関心の高さを示した。
     中国は沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)の購入計画を表明した石原氏を激しく非難してきており、今後の動きを注視している。

    ■中国メディア、石原知事の辞職速報■日本経済新聞(2012年10月25日)
  • 25日に東京都知事の辞任を表明した石原慎太郎氏は、23歳で作家として華々しくデビュー、その後政界に転じ、運輸相などを歴任した。タカ派の論客としても知られる。

    99年、「東京から日本を変える」と訴え、政党の推薦を受けず都知事選に立候補。大量の浮動票を集め、自民党などの推薦候補を抑えて初当選した。11年には4選を果たした。
     都知事としては、ディーゼル車の排ガス規制をはじめ、大手銀行に対する外形標準課税の導入、会計制度改革、東京マラソンなどを次々と打ち出した。一方、選挙公約に基づき設立した新銀行東京は、3年間の累積赤字が約1000億円に膨らみ、都が再建のため400億円を追加出資する事態となった。主導した16年夏季五輪の東京招致にも失敗した。

    戦後の国民的スターで俳優の故裕次郎氏は実弟。長男は自民党衆院議員の伸晃氏、次男は俳優の良純氏。

    ■作家から政界、タカ派の論客=先駆的政策の実現も-辞任表明の石原都知事■時事ドットコム(2012年10月25日)
  • 知事の“電撃”表明は、各市区の選管にとっても寝耳に水。衆院の解散時期も不透明な状況の中、ふってわいた選挙準備に各選管は大わらわだ。

    「職員の体力が心配」と話すのは荒川区の担当者。同区では11月11日投票、12日開票の区長選を控えている。12月に知事選が決まり、選挙が相次ぐことになった。これに衆院選も加われば、延々と“選挙モード”が続くことになる。

    都議だった石森孝志氏が市長選に出馬したことによって、同時に都議補選(12月7日告示、同16日投開票)も行われることになった八王子市。市選管は29日、投票所に使用する予定の学校や市民センターにメールなどで協力を要請した。既に施設の利用予定が埋まっている可能性もあるが、豊田学事務局長は「突拍子もない辞職だけに、(その時は利用者に)お願いするしかない」と話す。

    ■延々選挙モードも…電撃の都知事選、頭痛い選管:地方選:選挙■YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2012年10月30日)
  • 民主・酒井大史幹事長「石原知事は都政への関心を失い、ほとんど登庁しない日が続いていた。とはいえ、最高責任者の辞職は都政に少なからぬ影響を与えるので、速やかに都知事選を行い、都政を立て直す必要がある。国がなっていない、国の中央集権体制を打破するため新党を結成し、国政に復帰するそうだが、かつて、衆院議員の職を辞したのはなぜだったのか」

    自民・野島善司幹事長「五輪招致、尖閣購入をはじめ、常に大局的な視点から国に先駆けて都政のかじ取りをしてきた石原知事の突然の辞任表明は驚きを禁じ得ない。非常に残念だが、この事態を冷静に受け止める」

    ■【石原都知事辞職・新党結成へ】都議会各会派がコメント■MSN産経ニュース(2012年10月25日)

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