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政治山ニュースまとめ

「岡山・富山県知事選」まとめ


100近くもの選挙が行われる「選挙月間」の10月。その中で3つ行われる知事選のうち、岡山県と富山県の知事選が11日、告示されました。岡山県では、現職が退任を表明したことで16年ぶり新人4人による戦いとなる一方、富山県知事選は、3選を目指す現職に共産推薦の新人が挑む構図となりました(投開票日は28日)。どちらも、全国的な注目度が高いとは言えませんが、地元では熱い戦いが繰り広げられています。両知事選の関連ニュースから、それぞれの選挙戦を見て行きましょう。(2012/10/12 政治山)
>>岡山県知事選挙(2012年10月28日投票)候補者一覧
>>富山県知事選挙(2012年10月28日投票)候補者一覧
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岡山県知事選 新人4人が立候補

今回の岡山県知事選の主な争点は、教育再生、地域振興、財政健全化です。立候補者は、市民団体や民間企業出身者のほか、元県議など。岡山県知事はこれまで、官僚出身者が就任してきましたが今回、初めて民間出身者がその席に座ることになります。岡山県知事選の関連情報をまとめました。

  • 大西氏は「安全と福祉を優先し、県民が希望を持てる県政に変えていく」

    伊原木氏は「県政に経営経験を役立てたい。住みやすい元気な岡山をつくる」

    一井氏は「県内の現場を歩いたが、放っておけない。地域を元気にする」

    山崎氏は街頭には立たず、県庁で記者団の質問に答えて教員増員などを訴えた。

    4期16年務めた現職の石井正弘知事が退任を表明。依然として厳しい県財政の健全化と同時に、県を発展に導く戦略が問われる。学力低下や問題行動が深刻化する教育の再生、地域経済の活性化と雇用創出、人口減少が進む中山間地域の振興も争点となる。

    ■県知事選告示、4新人立つ 候補者が各地で第一声■山陽新聞ニュース(2012年10月11日)
  • 一井氏は立候補届け出後の第一声を、午前10時半ごろから新見市のJR新見駅前で予定する。県北から選挙戦をスタートするのは「県庁から遠く、目の届きにくい地域を元気にしたい」からだといい、出陣式は開かないという。
     4人の中で最も早い2月に立候補を表明。各地で座談会などを開いてきた。林和弘事務局長は「一井さんは自分よりも人のことを考えて行動する人。岡山初の女性知事を誕生させたい」と意気込む。

    伊原木氏は午前8時50分ごろから、岡山市北区の県庁前で第一声。推薦する自民、公明、たちあがれ日本の各党の国会議員が出席するほか、連合岡山側のあいさつもある予定だ。
     6月に立候補を表明してから、ほぼ毎日、街頭や集会で産業振興などの政策を訴えてきた。多数の業界団体の政治組織からも推薦を受けており、吉次立身事務長は「経営者としての実績や手腕を街頭や演説会で訴え、支持を広げたい」と話す。

    大西氏は午前9時ごろにJR岡山駅前で第一声をあげる。前共産党参院議員の仁比聡平氏が駆けつける。立候補表明が8月と出遅れたこともあり、名前と施策の浸透を急ぐ。擁立した「民主県政をつくるみんなの会」の会員らがチラシなどでアピールしてきた。
     平井昭夫事務局長は「無駄な公共事業をストップさせ、福祉や教育を充実させる。TPPや消費税の問題に反対する県民の声を国に届けられるのも大西だけだ」と訴える。

    ■新顔4人の争いか/激突 2012知事選-マイタウン岡山■朝日新聞デジタル:(2012年10月10日)
  • 4期16年を務めて任期満了の11月11日限りで退任する現職の石井正弘知事の後を受けて、16年ぶりに新人同士が対決する選挙戦となる。石井知事は「財政再建に道筋をつけた」と総括している。今回の知事選の焦点は、財政再建路線の是非とともに、岡山の将来像をどう描くのかが問われそうだ。

    3人は教育再生や雇用創出、産業振興、福祉充実などを重要政策に位置づける。一井さんは新たな政策に知事公舎転売など4年間で100億円の捻出を打ち出し、伊原木さんは産業振興を訴え、投資効率が高く、税収が見込める分野には起債の可能性も念頭に置く。大西さんは、県民格差を生じさせた構造改革路線に異を唱え、福祉充実を訴える。

    ■選挙:知事選 県の将来像問う、あす告示 16年ぶり、新人同士の争いに /岡山■毎日jp(毎日新聞)(2012年10月10日)

<公開討論会>

富山県知事選 現職vs新人、一騎打ち

今回の富山知事選は、これまでの財政面など実績を強調する現職に、医療や福祉の充実を訴える新人が対決する選挙戦となりました。富山県民は、現職の継続性を選ぶのか、変化を求めるのか。関連ニュースをまとめました。

  • 任期満了に伴う富山県知事選が11日告示され、3選を目指す現職の石井隆一氏(66)と、新人の米谷寛治氏(65)の2人が立候補を届け出た。

    前回と同じ顔ぶれとなった。自民、生活、公明、みんな、国民新に加え、民主県連が石井氏を推薦。石井氏は行財政改革や北陸新幹線整備費の地元負担軽減などの実績を強調する。共産が推薦する米谷氏は、子供の医療費無料化拡充など福祉優先を訴えている。

    ■富山県知事選:現職と新人が立候補■毎日jp(毎日新聞)(2012年10月11日)
  • 石井候補はこれまでの任期2期を振り返ったうえで、「富山県も、日本の再生、新しい国づくりの一翼を担っていかなければならない」と話し、「富山県を、更に元気にするため、県民の幸せのため、全身全霊をあげて努力していく」と述べました。

    米谷候補は、「国政が何かおかしいという印象を、県民が今ほど持っていることはない」と話し、原発や消費税増税に反対する姿勢を示したうえで、「福祉や教育を大切にし、中小企業を応援する県政を行いたい」と述べました。

    ■県知事選告示、現職と新人2人が立候補■KNB WEB(2012年10月11日)
  • 県労連などで作る団体「明るい富山県政をみんなでつくる会」代表委員、米谷寛治さん(65)=滑川市=が28日、子どもの医療費無料化の拡大や大型公共事業の見直しなどの公約を発表した。

    重点政策として中学3年まで医療費の無料化を拡大する▽少人数学級を拡大する▽利賀ダム本体建設など大型開発を見直し、県民の暮らしの目線で財政の無駄をチェックする--などを挙げた。

    原発や消費税増税、TPP(環太平洋パートナーシップ協定)参加反対なども訴えるという。

    ■選挙:知事選 「弱者支える県政を」 米谷氏が公約を発表 /富山■毎日jp(毎日新聞)(2012年9月29日)

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