今回、民主党代表選に出馬した野田氏以外の3氏の結果は、原口一博元総務相が154ポイント、赤松広隆元農相が123ポイント、鹿野道彦前農相が113ポイントでした。ここでは、野田氏再選を伝えるニュースのほか、代表選告示から投票当日までの報道を集めてみました。

• ■獲得ポイント合計
  　　野田佳彦候補　818ポイント
  　　赤松広隆候補　123ポイント
  　　原口一博候補　154ポイント
  　　鹿野道彦候補　113ポイント

  ■【代表選挙】2012年9月民主党代表選挙の結果に関する公告■民主党（2012年9月21日）

• 2012年民主党代表選挙で郵送による党員・サポーター、地方議員投票の開票作業（予備開票）が２１日午前４時から東京都内の臨時大会会場で行われた。小見山幸治党中央代表選挙管理委員の作業開始のあいさつに続いて開票がスタート。中央代表選管委員、地方選管委員が立ち会い、開票作業が公平・公正に行われていることを確認した。

  ■【代表選挙】郵送による党員・サポーター、地方議員票の開票が終了■民主党（2012年09月21日）

• 代表選は、336人の国会議員票（1票2ポイント、計672ポイント）と9人の国政選公認内定者票（9ポイント）、地方議員票（141ポイント）、党員・サポーター票（409ポイント）の計1231ポイントで争われた。

  1回目の投票で過半数を獲得できなければ、国会議員と公認内定者による1位と2位への決選投票が行われる仕組み。野田氏は1回目で再選を勝ち取り、首相としてのメンツを保った。

  ■野田首相再選…全ポイントの７割近くを獲得■YOMIURI ONLINE（読売新聞）（2012年9月21日）

• 首相は26日の自民党総裁選後に、公明党を含めた3党で党首会談を開き、税と社会保障を巡る３党合意の継続を確認したい考え。10月初旬に内閣改造を行う意向で、党役員人事を9月28日に先行させることも検討している。

  ■民主代表選:野田氏、午後再選　28日にも党役員人事■毎日jp（毎日新聞）（2012年9月21日）

• 民主党代表に再選された野田佳彦首相は21日、都内のホテルで記者会見し、今年度補正予算案について「切れ目ない経済対策が必要だ。税収見込みや経済・財政状況を把握したうえで、適切に判断したい」と語った。

  党執行部人事について「24日夕方に国連総会へ出席するためニューヨークへ向かう前に、執行部の枢要な役割は選任したい」と、来週初めまでに幹事長を決定すると表明した。

  「内閣の機能強化を図る意味において、交代はあり得る」と内閣改造も実施すると述べた。

  ■首相、党人事24日までに　内閣改造へ（永田町ライブ）■日本経済新聞（2012年9月21日）

• 民主党代表選で野田佳彦首相が再選され、環太平洋連携協定（TPP）参加方針を含めたこれまでの通商政策が継続されることになった。TPP参加への慎重な対応を訴えた他候補に大差を付けて、野田首相が支持を集めた格好だが、交渉参加への道筋は不透明なまま。民主党内での意見集約に加え、米国などとの事前協議も決着への糸口が見えず、野田首相は指導力を問われることになる。

  民主党内には、代表選で原口一博元総務相がTPP参加反対を明言するなど慎重派議員も多い。参加表明には、意見集約に向けこうした党内の慎重派を説得する必要があるが、今後、調整が順調に進むかは全く予断を許さない。

  ■TPP参加方針を継続＝党内調整は難航－民主党代表選■時事ドットコム（2012年09月21日）

• 民主党代表選で再選を果たした野田佳彦首相は、離党者が出るのをいかに食い止めるかに腐心することになる。首相を支持する議員の中には「消極的支持」は少なくなく、次期衆院選に向け民主党の存亡をかけた政権運営を強いられそうだ。

  首相は自民、公明両党党首との３党合意で「近いうち」と約束した衆院解散時期について見直しを示唆している。低迷する内閣と党の支持率を背景に党内は「解散恐怖症」が蔓延（まんえん）しており、首相は解散先送りも視野に入れているとみられる。解散までの間に党の立て直しを図るのは急務だ。

  その際に重要となるのが、内閣改造と党役員人事。最大の焦点は輿石東幹事長の処遇だ。輿石氏を交代させ、「選挙の顔」として岡田克也副総理を起用する案が浮上しているが、「原理主義者」と揶揄（やゆ）される岡田氏が党内を掌握できるか疑問視する声もある。

  ■【民主代表選】再選の野田首相「離党阻止」に腐心　解散先送りも視野？■SankeiBiz（サンケイビズ）（2012年9月21日）

• 民主党は19日午後、民主党中央代表選挙管理委員会（柳田稔委員長）主催の立会演説会を東京の新宿駅西口で開き、鹿野道彦、野田佳彦、赤松広隆の3候補が、集まった聴衆を前に代表選に臨む決意を訴えた。原口一博候補は独自の遊説の都合により欠席した。

  ■【代表選挙】東京・新宿で候補者の立会演説会を開催■民主党（2012年09月19日）

• 野田首相は「財政がこれほどひどい状況になったのは、いったい誰の政権だったんでしょう。自公政権からではありませんか。原発の政策も、180度変えなければなりません。原発ゼロの社会を目指す、政府として決めました。これも、過去の原子力行政を推進した政権は誰だったんですか。領土領海をいいかげんに、無作為できた政権は、いったい誰だったんですか」などと訴えた。

  赤松元農相は「自民党の連中は、この消費税の分を10年間で200兆円、『国土強靱(きょうじん)化計画』なんて言って、全部そっちへ造ろう、再び日本を土建国家に戻そうなんてことを言ってます。私どもは、消費増税は必ず全て社会保障に使う」などと訴えた。

  鹿野氏は、政府が示した2030年代に原発への依存をゼロにする方針について、経済界などからの批判があっても、原発をゼロにする施策を打たなければならないと主張し、原発政策を今後の検討課題としている自民党との違いを強調した。

  ■民主党代表選　野田・赤松・鹿野3氏が街頭演説　原口氏は沖縄訪問■FNNニュース（2012年09月19日）

• 就任後初めて街頭に立った野田佳彦首相を待っていたのはヤジの嵐だった――。１９日の民主党代表選の街頭演説会。午後4時半前、首相がJR新宿駅西口に到着すると、聴衆からは「帰れ」「原発反対」の叫び声が飛んだ。

  この日は「原発ゼロ」の閣議決定を見送ったこともあり、「原発ゼロを閣議決定せよ」との横断幕も掲げられ、「うそつき民主党拒否」のプラカードも。

  消費増税をめぐって自民党との合意を優先してきた首相とは思えないほど、自民党を厳しく批判。聴衆に笑顔を振りまくこともなく会場を後にした。

  ■渦巻くヤジに興奮？首相が自民批判　就任後初の街頭演説■朝日新聞デジタル（2012年9月20日）

• 10日告示された民主党代表選は、再選を目指す野田佳彦首相（55）に対抗し、赤松広隆元農林水産相（64）、原口一博元総務相（53）、鹿野道彦前農水相（70）の3人が立候補した。赤松氏は旧社会党時代、鹿野氏は自民党時代にそれぞれホープと目された。4候補のうち原口氏だけが現在、党内でグループを率いておらず、一匹おおかみ的な存在だ。

  ■【図解・政治】民主代表選4候補の政見比較と横顔■時事ドットコム：（2012年9月）（2012年9月10日）

• ２１日（にち）に民主党（みんしゅとう）の代表選（だいひょうせん）が、２６日（にち）に自民党（じみんとう）の総裁選（そうさいせん）が行（おこな）われます。どちらも大（おお）きな話題（わだい）となっているのは、日本（にっぽん）のリーダーである総理大臣（そうりだいじん）（首相（しゅしょう））を選（えら）ぶことに、じかに結（むす）びつくからです。

  ■図解なるほど:民主党代表選と自民党総裁選■毎日jp（毎日新聞）