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「静岡・浜岡原発、住民投票条例否決」まとめ (4/4ページ)


静岡新聞はどう伝えたか?

今回の浜岡原発再稼働に関する問題をもっとも詳細かつ活発に報道しているのが地元の静岡新聞です。ここでは、静岡新聞に絞って、その報道内容を集めてみました。

  • 浜岡原発県民投票条例案をめぐり、原案の法制度上の不備が表面化した直後の9月5日。県議会で過半数を占める自民改革会議の中谷多加二代表と鈴木利幸副代表は知事室で、賛意に転じた川勝平太知事と向き合った。

    中谷代表は「民意」をどう受け止めたのかを語ろうとしない姿勢に不信感を募らせた。「話にならない。すぐに考えが変わる知事は信用できない」
     自民は知事との対決姿勢を一層強める。

    市民団体や一部支援者から届く賛成を求める手紙やファクスに、若手県議の1人は「国の行く末を決めかねない問題だけに、16万5千人の署名をどう判断するか、悩ましい」と漏らした。

    「議員は一人一人が勉強し、悩み、判断した。私も県民投票には反対だった」

    ■【県民投票】民意はどこに(上)■静岡新聞(2012年10月13日)
  • 2日夕の民主党・ふじのくに県議団の議員総会。浜岡原発県民投票条例案を集中審査する県議会総務委員会を2日後に控え、野沢義雄会長が切り出した。
     「会派として原案は否決する。修正案の議論は封印したい」。異論はなかった。
     修正案を提出すべきか否か。それまで重ねた総会での意見集約は難航したが、この日は一転、20分ほどで了承を取り付けて終了。修正案に対する事実上の自主投票が決まった。

    「16万5千人の民意は重い。8月から10回以上の勉強会や総会を重ねた結果だ。苦渋の着地点」

    「今の世論で投票すれば再稼働反対の可能性が高い。支援してくれる労組には電力関係もあり簡単にはいかない」

    “知事与党”の看板が与えた影響も少なくない。執行部は当初、川勝平太知事の賛意を踏まえ修正案提出で一本化を図った。ただ、知事から積極的な働き掛けはない。意見集約が混迷を深めるにつれ、幹部から「知事の真意が見えない」との困惑が漏れる。

    “否決を受けて記者会見した市民団体の鈴木望共同代表は「自民も民主も真面目に取り組んでくれた。16万5千人の民意がそうさせた。ただ、民主は知事与党として反省もしていただきたい」と厳しい評価だった。

    ■【県民投票】民意はどこに(下)■静岡新聞(2012年10月14日)
  • 浜岡原発の問題も誰かが解決してくれるだろうと思っている人が多い。静岡県の発展に大きな影響がある時代に変わったことを県民と行政にしっかりと知ってもらう時だ。

    慣れきった生活の見直しや代替エネルギーの開発を早急に行わなければならないだろう。原発再稼働については「想定外」ということは許されない。

    福島の事故以来、すべての原発を廃炉にすべきだと思っている。原発が悪いのではなく、放射線を抑え込む技術が確立されていない現在は稼働させるべきではない。

    原発はいくら安全と言われても、もう信じない。万が一の事故が起きた時、どこへ逃げるのか。生活はどうしてくれるのか。田畑の補償は。明確に示してほしい。地元の人は明日はわが身と思っている。

    一般人には化学の仕組みは難しくて分からない。ただ、「地震が起きれば福島のようになるかもしれない」と、不安は消えない。政府や専門家の言う一時逃れはもう信用できない。さりとて、地元住民は対処できない。半ばあきらめの気持ちで暮らしている。考えてもどうしようもないから、その時が来たら考えるしかないと思っている。

    海洋開発を妨げる大きな問題に漁業補償が指摘されているが、将来における必要性を説得することが求められている。(漁業者に対して)優先的に海洋開発に従事する機会を提供することも、解決の方策と考える。

    ■【読者の声特集】不安、課題、そして未来・・・■静岡新聞
  • 家屋敷や田畑すべてが放射能にまみれた福島原発事故をわが身に重ねた農家も多いことだろう。残念だが、県議一人一人が県民のそういう思いを真に受け止め、激論を戦わせた形跡はなかった。再稼働をどうするか。県民の考えを聞く機会はいずれ必要だ。

    ■2012年10月12日【大自在】■静岡新聞(2012年10月12日)

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