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「民主党代表選」まとめ (2/3ページ)

迷走きわめた候補者選び

今回の民主党代表選は、さまざまな議員の立候補が取りざたされました。最終的に、4候補に落ち着きましたが、ここに至るまでに紆余曲折があったのも事実です。ここでは、11日の告示日までの動きをまとめました。

  • 民主党の鳩山由紀夫元首相は18日、千葉県鴨川市内で講演し、9月21日の党代表選について「代表選で党の軌道を戻すことができなかったときは(党内に)居続けることが適切なのかという判断も必要になってくる」と述べた。

    「今までの民主党をざんげするような気持ちで(野田首相以外の)候補者が出て勝利したとき、民主党がもう一度、国民に信頼される党に戻る可能性がある」などと語った。

    ■民主代表選:鳩山元首相、野田首相再選なら離党も■毎日jp(毎日新聞)(2012年8月18日)
  • 民主党の輿石東幹事長や樽床伸二幹事長代行、細野豪志環境相、松本剛明前外相ら衆参の国会議員7人が31日夜、東京都内の飲食店で会談した。民主党代表選(9月21日投票)を巡って意見交換し、細野、樽床、松本の3氏の中から野田佳彦首相(党代表)への対抗馬を擁立することが必要との認識で一致した。「選挙の顔」として党内に待望論がある細野氏に出馬を促したとみられる。

    ■民主代表選:細野環境相に出馬を打診 輿石氏ら■毎日jp(毎日新聞)(2012年08月31日)
  • 9月21日に実施される代表選挙に向け、民主党は3日、党本部で代表選に関する説明会を開き、再選を目指す野田首相の陣営など、7つの陣営が出席した。

    これに先立ち、民主党の中堅・若手議員らが設立した「民主党復活会議」は、野田首相への対立候補擁立に向けて、候補者の受け付けを行い、山田元農水相と桜井政調会長代理が届け出を行った。

    こうした中、若手や中堅議員の間では「野田総理では、総選挙は戦えない」として、細野環境相を推す動きが強まっており、3日夜、若手議員らが細野環境相を囲んで会合を行った。

    ■民主党代表選 説明会に野田首相の陣営など7陣営が出席■FNNニュース(2012年9月3日)
  • 細野氏擁立の準備会合を開いたのは中堅・若手の衆院議員11人。前原誠司政調会長のグループから小川淳也氏、菅直人前首相のグループから津村啓介氏、鹿野道彦前農相のグループから中山義活氏らが参加し、6日に細野氏に出馬を要請することを決めた。

    反野田系の候補擁立も迷走気味だ。「民主党復活会議」が5日夕に開いた会合には衆参26議員が出席した。この日、独自の「予備選」を行う予定だったが、桜井充政調会長代理(56)が辞退。山田正彦元農相(70)を推薦することを決めたが、当初目指した反野田候補の一本化にはほど遠い結果となった。

    田中氏には5日、川上義博参院議員ら4氏が出馬を要請。田中氏は即答は避けながらも「そういう器ではない。難しい」と述べた。出馬に意欲を示す原口一博元総務相(53)は自ら結成した「日本維新の会」の会合を6日に開き、党所属議員の参加を呼びかける。

    ■民主代表選:細野氏擁立、一転慎重…輿石氏■毎日jp(毎日新聞)(2012年9月6日)
  • 「福島の復興に専念したい。首相には『福島にもっと寄り添ってほしい』と言う」。細野氏は7日朝、首相との面会に先だって小川淳也衆院議員ら擁立グループと会談し、出馬見送りを伝えた。

    小沢グループから離れた階猛衆院議員と、主流派の前原誠司政調会長のグループに属する小川氏が組み、野田首相以外の「選挙の顔」を探り始めた。輿石氏と細野氏らの8月31日の会合で、出席者が強く細野氏出馬を促したことが「お墨付き」と受け止められ、細野氏待望論が一気に噴出した。

    だが、輿石氏に近い松井孝治副幹事長らは「選挙態勢はできているのか」「原発復興と言いつつ手放すのか」と引き留め役に回った。連合の古賀伸明会長も擁立グループの若手議員に「細野をつぶすな」とクギを刺した。

    党内では細野氏の不出馬に「どちらにせよ次の選挙で野党になる。細野さんを温存できて良かった」(政務三役)と歓迎する声もある。ただ、細野氏という「不満のはけ口」を失ったことで、党内には不穏な空気も漂う。

    ■民主代表選:執行部と若手、板挟み 細野氏不出馬■毎日jp(毎日新聞)(2012年9月7日)
  • 東京電力福島第一原子力発電所事故への対応に空白が生じることを理由に挙げた細野氏に、福島県選出の増子輝彦参院議員は「細野さんが首相になることが、福島の復興につながる」と再考を迫った。だが、細野氏は翻意せず、野田首相に出馬断念を伝えるため、足早に首相官邸へ向かった。

    細野氏への待望論が広まったのは、選挙基盤の弱い若手を中心に「野田首相では衆院選を戦えない」との危機感が充満していたためだ。

    告示目前に有力な選択肢を失ったことに、細野氏を支援しようとしていた前原政調会長グループの若手は「破談直後に別の結婚相手を探す気にはなれない」とため息をついた。菅前首相グループの中堅議員も「もう少し早く言ってくれれば……」と失望感をあらわにした。

    民主党内では首相の再選が確実視され、乱立気味の自民党総裁選に話題をさらわれることへの不安も広がる。輿石幹事長は7日、浮足立つ党内へのいらだちを周辺にぶつけた。「しょうがねえじゃねえか」

    ■細野氏出馬断念で若手がっかり…浮足立つ党内■YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2012年9月8日)
  • 馬淵氏は、野田首相(党代表)の対抗馬を一本化する必要性を指摘したうえで、「自分が選択肢として求められているわけではないと判断した」と語った。

    桜井充政調会長代理も8日、仙台市で開いた国政報告会で「現時点では(立候補に必要な20人の)推薦人が確保できない」と述べ、出馬を断念した。

    赤松広隆元農相(64)、原口一博元総務相(53)は8日、国会内や国会近くの事務所で電話をかけるなどし、推薦人集めに努めた。

    ■馬淵氏、代表選不出馬を表明…桜井氏も断念■YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2012年9月9日)

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