[大阪・東大阪市]国際識字デー~識字への理解と認識を深める日 (2019/9/4 マイ広報紙)
この記事は「東大阪市政だより 令和元年(2019年)8月15日号『9月8日に開催「国際識字デー・市民のつどい」』」を紹介し、コメントしたものです。
毎年9月8日は「国際識字デー」です。これは、識字の重要性を世界に訴えかける日として、1965年にユネスコが制定した国際デーです。1965年9月8日にイランのテヘランで開催された世界文相会議で、パーレビ国王が各国の軍事費1日分を識字教育にまわすように提案したことを記念したものです。
今回は、この識字デーに関連した記事を掲載する大阪府東大阪市の「東大阪市政だより」令和元年(2019年)8月15日号の“9月8日に開催「国際識字デー・市民のつどい」”を取りあげます。この記事は、東大阪市が識字への理解と認識を深めてもらうために「国際識字デー・市民のつどい」を開催するというお知らせと、現在も多くの方が文字を懸命に学んでいるという状況を伝えるものです。国連は、「すべての人に文字を!」をスローガンに1990年を「国際識字年」として活動を進めてきました。現在、世界の識字率を見るとアフリカの識字率が全体的に低く、アジアの国は比較的識字率の高いようです。日本では文字が読めることが当たり前になっていると思われますが、実は100%ではありません。いろいろな環境が重なり文字を読めない人が今も努力しています。そのことを知ることは私たちにとって大切なことです。また、その原因を広く共有することはさらに重要なことだと思います。
文字の読み書きができないことで、得られる情報が不足し、書面での意思表示ができず、社会的な権利が大幅に制約されてしまいます。2015年に国連総会で採択されたSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)では、「2030年までに、すべての青年と大多数の成人が男性も女性も含めて、識字と簡単な計算ができるようにする」という目標が定められました。識字の重要性が強調されているのです。
☆大阪府東大阪市の観光情報
東大阪市のイベント、観光スポット、歴史・文化などを紹介した東大阪観光協会の公式サイト「東大阪市観光ガイド ひがしおおさか」はこちらです。
- [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]東大阪市政だより 令和元年(2019年)8月15日号
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