【衆議院議員選挙2014】
山崎敏充 裁判官が最高裁で関与した主要な裁判と判断 (2014/12/8 政治山)
山崎敏充 裁判官の最高裁において関与した主要な裁判と判断内容を、一覧表にまとめました。「事件番号」をクリックすると外部サイトへ移動し、判例の詳細と判決文が見られます。
事件名/事件番号 | 裁判日 | 判示事項 | 結果 | 当人の 意見・判断 |
---|---|---|---|---|
許可処分無効確認及び許可取消義務付け,更新許可取消請求事件 | 平成26年7月29日 | 1 産業廃棄物処分業及び特別管理産業廃棄物処分業の許可処分及び許可更新処分の取消訴訟及び無効確認訴訟と産業廃棄物の最終処分場の周辺住民の原告適格 2 産業廃棄物の最終処分場の周辺住民が産業廃棄物処分業及び特別管理産業廃棄物処分業の許可処分の無効確認訴訟並びに上記各処分業の許可更新処分の取消訴訟の原告適格を有するとされた事例 |
一部破棄自判 一部棄却 |
全員一致 |
強盗殺人,死体遺棄被告事件 | 平成26年9月2日 | 1 裁判員制度と憲法13条,18条後段,19条,20条,21条,31条,32条,37条 2 死刑の量刑が維持された事例(長野一家3人強盗殺人事件) |
棄却 | 全員一致 |
Aに対するわいせつ図画販売幇助,わいせつ図画販売・頒布幇助,Bに対するわいせつ図画販売幇助,Cに対するわいせつ図画販売各被告事件 | 平成26年10月7日 | 刑法175条と憲法13条,19条,21条,31条 | 棄却 | 全員一致 |
不当利得返還等請求事件 | 平成26年10月28日 | 公序良俗に反する無効な出資と配当に関する契約により給付を受けた金銭の返還につき,当該給付が不法原因給付に当たることを理由として拒むことは信義則上許されないとされた事例 | 破棄自判 | 全員一致 |
売却許可決定に対する執行抗告棄却決定に対する許可抗告事件 | 平成26年11月4日 | (裁判要旨) 不動産強制競売事件の期間入札において,執行官が無効な入札をした者を最高価買受申出人と定めたとして売却不許可決定がされ,これが確定した後,再度の開札期日を開くこととした執行裁判所の判断に違法がないとされた事例 |
棄却 | 全員一致 |
わいせつ電磁的記録等送信頒布,わいせつ電磁的記録有償頒布目的保管被告事件 | 平成26年11月25日 | (裁判要旨) 1 刑法175条1項後段にいう「頒布」の意義 2 顧客のダウンロード操作に応じて自動的にデータを送信する機能を備えた配信サイトを利用してわいせつな動画等のデータファイルを同人の記録媒体上に記録,保存させる行為と刑法175条1項後段にいうわいせつな電磁的記録の頒布 |
棄却 | 全員一致 |
選挙無効請求事件 | 平成26年11月26日 | (裁判要旨) 平成25年7月21日施行の参議院議員通常選挙当時において,公職選挙法14条,別表第3の参議院(選挙区選出)議員の議員定数配分規定の下で,選挙区間における投票価値の不均衡は平成24年法律第94号による改正後も違憲の問題が生ずる程度の著しい不平等状態にあったが,上記選挙までの間に更に上記規定の改正がされなかったことが国会の裁量権の限界を超えるものとはいえず,上記規定が憲法に違反するに至っていたということはできない |
破棄自判 | 多数意見 補足意見付加 |
選挙無効請求事件 | 平成26年11月26日 | (裁判要旨) 平成25年7月21日施行の参議院議員通常選挙当時において,公職選挙法14条,別表第3の参議院(選挙区選出)議員の議員定数配分規定の下で,選挙区間における投票価値の不均衡は平成24年法律第94号による改正後も違憲の問題が生ずる程度の著しい不平等状態にあったが,上記選挙までの間に更に上記規定の改正がされなかったことが国会の裁量権の限界を超えるものとはいえず,上記規定が憲法に違反するに至っていたということはできない |
破棄自判 | 多数意見 補足意見付加 |