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[愛知県]外国人就労者の早期適応研修カリキュラムなどを作成 (2020/5/23 株式会社ぎょうせい

プレゼン

※写真はイメージです

 愛知県(756万5300人)は、新たに来日した外国人就労者の早期適応に向けた「研修カリキュラム」「教材」「指導者マニュアル」を全国に先駆けて作成した。外国人材受入企業等が、来日して間もない外国人就労者の職業生活や社会生活での支援を行う際のサポートツールとして役立ててもらうのがねらい。

 教材は、全7章構成で、A4判、48P、フルカラー。企業や外国人へのヒアリングを基に、特にニーズが高い項目(生活ルールやマナー、医療機関の利用方法など)を重点的に、1章1時間で学習できる内容にしたのが特徴。母国語でも学習できるよう8言語(ポルトガル語、中国語、フィリピン語、ベトナム語、スペイン語、インドネシア語、英語、やさしい日本語)で作成し、補助教材として動画教材も作成した。教材は県のHPからダウンロードして使用する。

 一方、指導者マニュアルは、A4判、60P、フルカラー。研修の進め方や受け入れ側の心構え、教材の内容に即した研修上のポイントなどを解説している。2000部作成して、県内の市町村や国際交流協会、商工会議所、商工会などに配布。研修カリキュラムを活用してもらうための説明会も開催した。

(月刊「ガバナンス」2020年4月号・DATA BANK2020)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。