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[徳島県]県立夜間中学の開設を目指す (2020/4/29 株式会社ぎょうせい

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校舎

※写真はイメージです

 徳島県(75万500人)は、県立の中学校夜間学級(夜間中学)の開設を目指している。10年の国勢調査では、義務教育を修了しないまま学齢期を経過した人が県内に1425人いることが判明。17年度の中学校不登校者は483人おり、県内在住の外国人労働者も増加傾向にあるなど、さまざまな理由で義務教育の学び直しを必要とする人や外国籍の人のニーズが確認されていた。そのため、市町村教育委員会、中学校長会等で構成する協議会で夜間中学設置についての調査研究を進めてきた。その結果、同県において市町村単独で夜間中学を設置した場合、小規模学級となる可能性が高く、十分な教員配置等が難しくなることが想定され、また、広域に生徒を受け入れる必要性があったことから、県が設置主体となって設置することとした。県立の夜間中学は全国初という。

 開設する夜間中学は、通学の利便性に優れ、夜間定時制を併設する徳島県立徳島中央高等学校の敷地内に設置。21年4月の開校を予定しており、校名は「徳島県立しらさぎ中学校」に決定した。開校後は取組み状況を積極的に全国に発信し、地方都市における夜間中学のモデルとなることを目指していく。

(月刊「ガバナンス」2020年3月号・DATA BANK2020)

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