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年間1000人が水難事故で死亡、うち7割は「海」―水辺の事故調査より (2018/7/11 日本財団)

 日本財団は、「水辺の事故」に関して各庁や団体(海上保安庁、警察庁、日本ライフセービング協会)が発表しているデータをとりまとめ、分析を行いました。明らかになった主な結果は以下の通りです。

  • 過去5年間、毎年1000名近くいる水難事故死亡者のうち、7割が「海」での死亡事故
  • 10歳未満~40代の海での死亡理由のトップは「溺水」。毎年1クラス分(約30人)の子どもが海で命を落としている
  • 事故は「晴れた日」「遊泳可能な海水浴場」「複数での行動」でも起きている
    ⇒飲酒して泳ぐ、遊泳禁止区域で泳ぐといった「NG行動」をとっていた人は4割にとどまる
  • 海水浴客は年々減少傾向にあるが遊泳中の死亡事故は横ばい状態

【分析調査の使用データ】
海上保安庁「海難の現況と対策(2012年~2016)」/警察庁「水難の概況(2012年~2016年)」/日本ライフセービング協会「Annual Report(2012年~2016年)」

 上記についての説明と対策の提言を、7日に開催した「親子で学ぶ海のそなえ教室」で行いました。また、当日は、子どもたちにも海の安全に関して学んでもらいました。

海のそなえ教室の様子

海のそなえ教室の様子

親子で学ぶ海のそなえ教室

日時:2018年7月7日(土)13:00~15:30
場所:日本財団ビル1階(港区赤坂1-2-2)
<第1部(13:00~13:20)>
データ分析に基づいた調査報告日本財団 常務理事 海野光行
<第2部(13:20~14:35)>
「みらいへの一歩子どもたちのために子どもたちと一緒に」一般社団法人吉川慎之介記念基金 代表理事 吉川優子
「自然を楽しむことは発見の連続~生命は自分で守ること~」グローブライド株式会社マネージャー 吉川隆
「海に生かされる子どもと地域」一般社団法人そっか共同代表 小野寺愛
「海辺での遊びで水難事故を避けるため知っておきたいこと」なぎさ総合研究所所長宇多高明
<第3部(14:45~15:15)>
参加親子によるレクリエーション※第2部まで子どもは別室でライフジャケット着用などワークショップを受講

【「親子で学ぶ海のそなえ教室」登壇者プロフィール】

一般社団法人吉川慎之介記念基金 代表理事 吉川優子氏
幼稚園のお泊り保育の川遊び中、川が増水し、御子息を亡くされた経験から同基金を発足。保育者・教育者・教育現場・安全危機管理の在り方を見直し、日本国内の保育・教育現場の管理下において繰り返され続けている様々な事故の現状を伝え、事故から学びきることを目指し、子どもたちを健全にはぐくみ教育する場を提供するため、社会として子どもの安全を考え、事故・傷害予防を目的としたさまざまな事業を展開している。

グローブライド株式会社フィッシング営業本部 プロモーション課 吉川隆氏
フィッシングのDAIWA、そのプロモーションを国内外で展開する中心スタッフ。長年、広報や宣伝の担当部署に従事し、一度見たものは自分で見てみたいとの思いもあって、海外でもいろいろな釣りを体験。また、DAIWAが40年以上も運営する子ども釣りクラブ(D.Y.F.C)を主に、釣りを通して子どもたちの成長につながるきかくを思案、子どもたちとの関わりを深めている。一方でより楽しく学べる活動へと広がるようネットワークを拡大させることを考え、日本の源流に関わる多くの関係者とのネットワーク作りにも注力している。日本の自然と子どもたちの未来を支えることを夢見ている。

一般社団法人そっか 共同代表 小野寺愛氏
学生時代は旅とウィンドサーフィンに明け暮れ、外資系証券会社に勤務するもドロップアウト。国際交流NGOピースボート在職16年の間に、世界を旅する中で出会った「平和は子どもからはじまる」が信条。そっかと並行して「子ども×地域×食」を軸に国内外で活動中。スローフード日本理事、エディブル・スクールヤード・ジャパンアンバサダー。神奈川県逗子市在住、3児を育てるドタバタ母ちゃん。

一般財団法人土木研究センターなぎさ総合研究所 所長 宇多高明氏
1949年東京都生まれ。1973年東京工業大学大学院修士課程修了(土木工学)。工学博士。日本地形学連合会長。建設省土木研究所河川部海岸研究室長、河川部長、国土交通省国土技術政策総合研究所研究総務官兼総合技術政策研究センター長を経て、現在(財)土木研究センター理事なぎさ総合研究所所長。日本大学理工学部海洋建築工学科客員教授。

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