[栃木・鹿沼市]自分のまちの新年度事業を確認してみよう! (2020/4/3 マイ広報紙)
この記事は「広報かぬま 2020年4月号(NO.1235)『令和2年度 予算を公表します』」を紹介し、コメントしたものです。
先日、令和2年の国の一般会計予算が過去最大の102兆6,580億円で成立しました。今年度の予算は一般会計歳出の34.9%を占める社会保障費が大きな特徴のようです。国の予算と同じように自治体予算も議会で審議されて3月に成立しています。これをうけて、4月発行の自治体広報紙には新年度予算の特集記事が数多く掲載されています。
今回は、令和2年度予算に関連する記事のなかから栃木県鹿沼市「広報かぬま」2020年4月号(NO.1235)の「令和2年度 予算を公表します」を取りあげます。この記事は新年度の予算を市民に伝えるもので、行政の予算編成方針をはじめ、予算の規模や主な事業などが紹介されています。鹿沼市の今年度の予算額は昨年と比較して6.8%の増加となっているようです。予算が増加しているということは、その金額が一体どのような事業に使われるのか、市民として気になるところです。そこで、市民の疑問のこたえるように今年度の重点事業と新規事業が表形式でしっかり掲載されています。この重点事業の中には、「防災体制の強化」や住民主体の活動を支援する「地域の夢実現事業」など市民の関心が高いと思われる事業も見られます。広報紙はあくまでも概要を伝えるものなので、個人的に関心がある事業が見つかったら市役所に直接問い合わせるのが良いと思います。
4月発行の広報紙には予算に関する記事が多く掲載されていますが、予算の伝え方は自治体によってさまざまです。「福祉費」「教育費」といった目的別や「扶助費」「物件費」といった性質別の解説が一般的ではありますが、総合計画の施策項目ごとの説明や市民1人あたりの予算の説明も見られます。各自治体が創意工夫している部分でもあります。現在「マイ広報紙」サイトでは800を超える自治体広報紙を読むこともできますので、自分が住む自治体と近隣自治体の予算を比べてみるのも面白いかもしれません。
☆栃木県鹿沼市の観光情報
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- [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
- [参考]広報かぬま 2020年4月号(NO.1235)
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