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衆議院選挙茨城6区・筑波大生 選挙区全体と大差 (2017/11/6 筑波大学新聞

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 本紙は10月22日投開票の衆議院選挙・茨城6区で、筑波大学生150人を対象に出口調査を行った。この結果、「自民党候補に投票した」と答えた学生が・69.3%と、総務省が発表した同区全体の自民党候補の得票率(45.9%)を大きく上回った。また、比例代表北関東ブロックでも自民党に投票した学生は60%と、同ブロック全体の自民党の割合(33.2%)をはるかに上回った。支持政党も自民党が50.7%とトップで、筑波大生の自民党支持が浮き彫りとなった。

 今回、つくば市を含む茨城6区からは自民党公認の国光文乃候補、希望の党公認の青山候補、共産党公認の古沢喜幸候補の3人が立候補。得票率は国光候補が45.9%、青山候補が43.3.%、古沢候補が10.8%で、国光候補が僅差で当選した。

 出口調査は本紙記者9人が9時~17時半、筑波大周辺の天王台・天久保地区住民が対象となる「つくば市立吾妻中学校」(つくば市天久保)の投票所で実施。筑波大生150人が「投票した」と答えた候補は自民党の国光候補が104人(69.3%)、青山候補が27人(18%)、古沢候補が16人(10.7%)。また、白票は3人(2%)だった。

筑波大生と選挙区全体の投票率

 また、比例代表北関東ブロックの投票先では自民党が90人(60%)と最多で、立憲民主党が21人(14%)、日本維新の会が14人(9.3%)と続いた。総務省による同ブロック全体の各党得票率は1位の自民党(33.2%)以下、立憲民主党(22%)、希望の党(19.3%)で、自民党を支持する筑波大生の多さが明らかとなった。支持政党も「自民党」と答えた学生がトップで76人(50.7%)、次いで「支持政党がない」が42人(28%)、立憲民主党が12人(8%)、白票が1人(0.7%)だった。

 一方、投票先を選んだ理由(複数選択可)で、小選挙区で最多は「支持政党だから」が89人(59.3%)で、「政策を支持」が38人(25.3%)で続いた。また、比例代表でも同様に「支持政党だから」がトップの60人(40%)、次いで「政策支持」が53人(35.3%)だった。「どの政策を重視し投票したか」の問い(複数選択可)には、「景気・雇用対策」が68人(45.3%)と最多で、選挙の争点とされた「憲法改正の是非」は30人(20%)、「消費税増税の是非」は16人(10.7%)だった。

筆者の石川泰行さん

筆者の石川泰行さん

(筑波大学新聞・石川泰行(いしかわやすゆき) 社会学類3年)

提供:筑波大学新聞第338号 2017.11.06発行

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