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【リアルな移住体験記】妊娠・出産・子育て――。今後のライフイベントを考え地元にUターン (2016/11/28 nezas)

関連ワード : 労働・雇用 女性 新潟 移住 

女性:20代後半に新潟県にUターン

いずれ地元に帰りたいなら、結婚前の今しかない! と移住を決意

私は新潟県で生まれ育ちました。大学進学を機に東京へ移り住み、東京で就職しました。

就職してから最初の数年は、ぼんやりとこのまま東京で勤め続けるのだろうと思っていました。しかし20代後半になり、私の周りで起こった結婚ラッシュがきっかけで新潟に帰るということを意識するように。

当時お付き合いをしている人はいませんでしたが、将来の結婚を真剣に考えはじめたら「地元で結婚生活・子育てをしたい」という思いがあることに気がつきました。都会にくらべ地元は保育園も充実。育児支援サービスも受けやすいです。また両親や祖父母をはじめ親戚も多く住んでいます。妊娠や育児をしやすい環境ですし、仕事とも安心して両立ができるのではないかと考えました。

年齢的にも次にお付き合いする人は結婚相手として考えられる人にしたいと考えていましたし、婚活をするならまず新潟へUターンをした方がメリットが大きいと思い、移住を決意。東京で新潟出身の人と恋人になるというのは非常に確率の低いことだとも思っていました。また大学進学のため上京した友人たちがどんどんUターンしていった姿や、両親の賛成にも背中を押してもらったと思います。

新潟市

東京で正社員として働きながらの地方での転職活動は、思ったよりも大変だった

転職先が決まっていない状況で会社を辞めることが不安で、当初は前職に勤めながら地元での転職活動をしていました。

実は大学時代に東京と新潟の両方で就職活動をしたことがあり、新潟では出ている求人の数があまり多くないことを知っていましたし、引っ越しなどでお金もかかるので金銭的なリスクは少なくしておきたかったんです。

しかし東京で正社員として勤めながら、遠方の新潟県の会社に応募することは、想像以上に大変でした。まず面接があるのは、だいたい平日の日中。しかも交通費もばかになりません。できれば土日に、1日で数社の面接を受けられれば……と思っていましたが、調整はかなり難しかったです。

結果的に、先にUターンをしていた友人のアドバイスもあり、一旦仕事を辞めて移住をしてから就職活動を行った方がスムーズだと判断し、会社を辞めることにしました。

帰郷してからは、インターネットはもちろんのこと、頻繁に新聞やフリーペーパーの求人欄をチェックして情報収集をしました。またハローワークにも足を運びました。しかし新潟では前職と同じ条件の求人がとても少ない上に、高倍率。ハローワークに掲載されたらすぐに募集が終了してしまうので、掲載されない情報を得る努力をしていました。

多少の不便さはあるものの、生まれ育った地元での生活はとても安心

思い切ってUターンをして転職活動に専念したところ、すぐに次の就職先が見つかりました。前職と同じ条件の正社員の仕事が少なかったこともあり、検索の範囲を契約社員にまで広げ、無事に大手企業の事務職に採用されました。

せっかく正社員として働いていたのに契約社員になるということで、最初は両親に反対をされました。しかし大手企業ということ、条件も悪くないということで最終的には納得をしてもらいました。契約社員となりボーナスが出なくなったのは大きな痛手ですが、お給料も正社員の頃と同じくらいもらえていますし、残業代もきちんとつきます。また実家暮らしができるので家賃がかかりませんし、お弁当も持参することでお金に困るということはありません。

一方で新潟では車がないと生活が不便なのは確か。

高校時代までは自転車生活だったので気にならなかったのですが、さすがに社会人になると車がない生活はきついです。しかし不便だと思えるところはその1点のみ。そのほかは特に不満はありません。

現在は、価値観が近い地元の友人とも仕事帰りに駅前で遊ぶことができ、学生気分を味わうことができるので充実したアフターファイブも過ごすことができています。

提供:nezas

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