島根へ移住したい人は必見 世界に誇る魅力 （2016/6/28 nezas）
島根県は、出雲大社や玉造温泉、松江城、石見銀山、津和野町など、自然と歴史が調和した観光地が数多くあることで知られています。人口は約69万人です（2016年5月1日時点）。
島根県は今、あるランキングで全国3位になったことが注目されています。それは、NPO法人ふるさと回帰支援センターが行った「移住希望地域ランキング（2015）」です。上位2位は首都圏から近いことで根強い人気を誇る長野と山梨ですが、島根は首都圏から距離があるにもかかわらず、2014年の8位から5ランクのアップとなりました。
ランクアップの理由についてふるさと回帰センターは、「県内全自治体が参加した移住相談会を開催するなど、県・市町村・定住財団の三位一体での移住者受け入れ体制の構築が実を結んだ」と発表しています。定住財団は、人口定住を促進する事業を総合的に推進する機関として、1992年に発足しました。
たとえば、移住支援情報ポータルサイト「くらしまねっと」を開設し、U・Iターン支援情報や求人情報、住宅情報に移住体験情報などを掲載しています。これは島根に興味を持った人が、移住後の暮らしを想像できるような情報を提供することで、移住へのハードルを下げています。また、自治体が専属の「移住支援コーディネーター」を設置しており、空き家のコーディネートや定住相談の対応など、移住希望者の悩みや疑問に向き合っています。
島根の魅力 温泉、縁結び、日本刀
島根には、島根ならではの魅力があります。世界にも誇れる施設を三つ紹介します。
●日本一大きな露天風呂 ～玉造温泉～
「一度入れば、肌美しく、二度入れば、病も治る。効果が得られなかったという人はいない。人々は神湯とよんでいます」と『出雲国風土記』にも記載され、1,300年前から美肌効果があるといわれているのが玉造温泉です。その源泉を贅沢に使用した、長楽園の庭園露天風呂は広さが約120坪と日本一の広さを誇ります。
●縁結びの神さま ～出雲大社神楽殿（いずもたいしゃかぐらでん）～
『古事記』『日本書紀』によれば、大国主大神（おおくにぬしのおおかみ）の国譲りに際して、底つ磐根（そこついわね）に宮柱を深く立てた壮大な宮殿を造られたのが、出雲大社の始まりといわれています。出雲大社には縁結びの神さまとして信仰されている“大国主大神”が祀られていて、男女の縁だけでなく、人を取り巻く様々な“ご縁”を結ぶとされています。神楽殿のしめ縄は長さ13.5メートル、胴回り8メートル、重さ4.4トンと、長さと胴回りが日本最大級です。
●世界で唯一 ～たたら製鉄～
たたら製鉄でつくられる鉄には、炉外に流れでる『鉄（ずく）/銑鉄(せんてつ)』と炉の中で成長する『鉧(けら)』と呼ばれる鉄の塊があります。この『鉧』からとれる良質な鋼を『玉鋼(たまはがね)』といいます。1977年より財団法人日本美術刀剣保存会の努力により、奥出雲町で「日刀保たたら」として冬期間のみ操業を再開しました。たたら製鉄という日本古来の製鉄法を世界で唯一受け継いでいます。
移住の選択肢に島根
島根には松江や浜田といった有数の漁港があり、日本海の新鮮な海の幸を手に入れることができます。海だけでなく、海水と淡水が混じる汽水湖である宍道湖では、シジミやウナギが獲れます。さらに稲作や酪農も盛んで、「コシヒカリ」や「きぬむすめ」などのブランド米や「しまね和牛」もあり、食に関しても魅力は多くあります。
地方への移住を考えている人は、厳かな雰囲気があり、おいしい食材もたくさんある島根県を選択肢に加えてみてはいかがでしょうか。
提供：nezas
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