名古屋市の物価や家賃はどのくらい? 移住する前に確認したい4つのポイント (2016/5/27 nezas)
今注目したい名古屋市とは
東京都、神奈川県、大阪府に次いで国内第4位の人口を抱える愛知県は、国内三大都市圏の一つである中京圏の中心都市です。しかし、東京が横浜や埼玉、大阪が神戸や京都までを商圏としているのに比べると、ややコンパクトな印象があります。
愛知県の県庁所在地である名古屋市で有名なものといえば、ひつまぶしや味噌煮込みうどん、喫茶店のモーニング、名古屋城のしゃちほこなどがあります。
名古屋市の人口は約230万人、人口密度は7,049人/平方キロメートルとなっています(名古屋市ホームページより(2016年5月1日現在))。全国平均は341人/平方キロメートル(総務省統計局『平成27年国勢調査』より)です。愛知県、名古屋市ともに現在も人口が増えており、最新の国税調査によると愛知県は全国3番目の増加数です。名古屋市は政令指定都市の中で、7番目の増加数となっています(総務省統計局『平成27年国勢調査』より)。
そんな名古屋市の環境や住み心地はどうなのでしょうか。生活をするうえで気になる家賃や物価、住環境、交通の便をチェックしてみましょう。
暮らすうえで知っておきたいポイント
1. 家賃
暮らすうえで重要となる家賃ですが、名古屋市は平均5万3,683円です。全国平均は5万4,052円のため、平均水準といえます。ちなみに、東京都は7万7,174円、神奈川県は6万7,907円、大阪府は5万3,603円です。(総務省統計局『平成25年 住宅・土地統計調査』より)。
2. 物価
毎日の買い物に影響する物価は、都道府県間の物価水準を比較した指標である「地域差指数」から見えてきます。2015年のデータによると、全国平均を100とすると、名古屋市は99.1です。こちらも平均水準といえるでしょう。
3. 住環境
名古屋市には、いわゆる「移住支援制度」のようなものはありません。しかし、名古屋市が国の補助を受けて建設した「定住促進住宅」があります。中堅所得者の市内定住を促進するために建築されたものですが、入居後に収入が増えたとしても家賃の増加や明渡努力義務などはありません。さらに、定住促進住宅や特定優良賃貸住宅を対象とした子育て支援制度もあります。
また、大都市なだけあってスーパーやデパートなど、買い物をする場所はたくさんあります。その他にもメガバンクが揃っていますし、大型病院、大きな公園も市内各所にあります。
4. 交通の便
名古屋市は車道が広く整備されていて、中心部を東西に走る若宮大通と南北に走る久屋大通はともに幅が100メートル以上あり、通称「100メートル通り」と呼ばれています。大手車メーカーのお膝元とあってか、道路交通整備に対する意識は高く、市をあげて積極的に取り組んでいます。このような道があるのは、車社会の表れともいえます。
名古屋市で暮らす人々
名古屋市が2015年に行った市民対象の世論調査では、名古屋市を「住みやすい」と答えた人は40.8%、「どちらかといえば住みやすい」と答えた人は48.5%で、合計で9割近くの人が名古屋を住みやすいと答えています。
その理由として「買い物する場所などが近くにあって生活に便利」(67.2%)、「交通の便がよい」(64.9%)、「住環境がよい」(39.8%)、「福祉や医療体制が充実している」(25.6%)などが挙げられています。
買い物スポットは今後も充実していく予定で、2016年3月には名古屋駅前に「大名古屋ビルヂング」がグランドオープンしました。6月にはJPタワー名古屋内に商業施設「KITTE名古屋」がオープン予定となっています。
名古屋市では約8割の人が「今の地域にずっと住み続けたい」と答えており、実際に暮らしている人の満足度の高さが伺える結果となりました。名古屋市は生活をするうえで、住みやすい街といえそうです。
提供:nezas
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