自民党総裁選が告示　河野、岸田、高市、野田4氏の戦い、29日開票  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

自民党総裁選2021

自民党総裁選が告示　河野、岸田、高市、野田4氏の戦い、29日開票 （2021/9/17　政治山

自民党本部＝東京都千代田区永田町

　菅首相の自民党総裁の任期満了に伴う総裁選は17日に告示され、届出順に、河野太郎 規制改革担当大臣（58）、岸田文雄 前政務調査会長（64）、高市早苗 前総務大臣（60）、野田聖子 幹事長代行（61）が立候補しました。

　今回の総裁選は、国会議員票（383票）と党員・党友による地方票（383票）を合計し、有効票の過半数を獲得した候補が当選します。地方票は、全国集計した得票数をドント方式により各候補に配分します。

　1回目の投票で過半数を得た候補者がいない場合には、上位2者に対する決選投票を行い、得票数の多かった候補が当選します。決選投票は国会議員383票と地方票47票の計430票で争います。

　選挙期間中、18日に日本記者クラブ主催の公開討論会、20日に青年局・女性局主催の公開討論会、23日から26日までオンラインによる政策討論会が開催されます。

　党員の投票締め切りは28日、議員の投票と開票は29日に行われます。今回の総裁選における党員投票選挙人数は110万4336人です（16日、自民党総裁選挙管理委員会発表）。

　前回（2020年）の総裁選は安倍首相の辞任に伴うもので、菅官房長官、岸田政務調査会長、石破茂元幹事長の3人が立候補。国会議員票394、地方票141の合計535票をめぐって争われ、投開票の結果、菅氏が377票、岸田氏が89票、石破氏が68票を獲得、菅氏が総裁に選ばれました（肩書きは選挙時）。

候補者の略歴

（左から）河野太郎氏、岸田文雄氏、高市早苗氏、野田聖子氏

　河野氏は1963年生まれの58歳。神奈川県平塚市出身、米国ジョージタウン大学（比較政治学専攻）卒。富士ゼロックスなどでの勤務を経て1996年に初当選。国家公務員制度担当大臣、内閣府特命担当大臣（規制改革、沖縄及び北方対策）、防衛大臣、外務大臣、国家公安委員長、党行政改革推進本部長、衆議院外務委員長などを歴任。麻生派、神奈川15区選出で当選8回です。
河野太郎氏プロフィール

　岸田氏は1957年生まれの64歳。東京都渋谷区出身、早稲田大学法学部卒。日本長期信用銀行勤務、衆院議員秘書を経て、1993年に初当選。外務大臣、防衛大臣、消費者行政推進担当大臣、内閣府特命担当大臣（沖縄・北方対策、国民生活、科学技術政策、規制改革）、党政務調査会長、党国会対策委員長、衆議院厚生労働委員長などを歴任。岸田派、広島1区選出で当選9回です。
岸田文雄氏プロフィール

　高市氏は1961年生まれの60歳。奈良県奈良市出身、神戸大学経営学部卒。松下政経塾卒塾、近畿大学経済学部教授を務め、1993年に初当選。総務大臣、内閣府特命担当大臣（マイナンバー制度）、内閣府特命担当大臣（沖縄及び北方対策、科学技術政策、イノベーション、少子化・男女共同参画、食品安全）、党政務調査会長、衆議院文部科学委員長などを歴任。無派閥、奈良2区選出で当選8回です。
高市早苗氏プロフィール

　野田氏は1960年生まれの61歳。福岡県北九州市出身、上智大学外国語学部卒。帝国ホテル勤務、岐阜県議を経て、1993年に初当選。総務大臣、女性活躍担当大臣、内閣府特命担当大臣（男女共同参画・マイナンバー制度）、内閣府特命担当大臣（科学技術政策・食品安全）、消費者行政推進担当大臣、宇宙開発担当大臣、郵政大臣、党総務会長、衆議院予算委員長などを責任。無派閥、岐阜1区選出で当選9回です。
野田聖子氏プロフィール

　（くじ引きによる届出順）

総裁選のしくみ

総裁選スケジュール（9月）

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