【参議院議員選挙2019】
参院選2019「守り抜く」から「切り拓く」へ、各党のキャッチコピーを比較 (2019/7/5 政治山)
4日、参議院選挙が公示され17日間の選挙戦が始まりました。各党は公約や政策、マニフェストを訴えていますが、キャッチコピーからも特徴をうかがうことができます。ここでは、改選前に議席を有していた政党のキャッチコピーをご紹介します。
※比例代表の届け出順、下段の「2017」は衆院選時のキャッチコピー
- 日本共産党
- 2019:希望と安心の日本を
- 2017:力あわせ、未来ひらく。
- 自由民主党
- 2019:日本の明日を切り拓く。
- 2017:この国を、守り抜く。
- 社会民主党
- 2019:「ソーシャルビジョン」の実現で「支えあう社会」を。
- 2017:憲法を活かす政治
- 公明党
- 2019:小さな声を、聴く力。
- 2017:教育負担の軽減へ。
- 国民民主党
- 2019:家計第一 つくろう、新しい答え。
- 日本維新の会
- 2019:創れ、新たな日本のかたち 目指せ、もっと自由で安心な社会
- 2017:消費増税凍結!身を切る改革で教育無償化。
- 立憲民主党
- 2019:#令和デモクラシー まっとうな政治。
- 2017:まっとうな政治。
- れいわ新選組
- 2019:ロスジェネを含む、全ての人々の暮らしを底上げします!
2017年の衆院選には希望の党が立候補していたため、キャッチコピーに「希望」という言葉を用いる政党はありませんでしたが、今回は共産党が使用。2016年の参院選時には公明党が「希望が、ゆきわたる国へ。」としていました。
自民党は前回「守り抜く」としていた表現を「切り拓く」と改めており、積極的な外交や憲法改正への意欲をうかがうことができます。
ほかにも、2016年参院選時に「生活が第一。」というキャッチコピーを使用した「生活の党と山本太郎となかまたち」の流れを汲む自由党が合流した国民民主党が「家計第一」を掲げるなど、政界の変遷を感じることもできます。
政党間の比較だけでなく、過去とも比較することで、その政党の歴史に触れ、政策実行力を測ることができます。キャッチコピーに関心を持った政党の政策を知ることから、始めてみませんか。投票日は7月21日です。