リスク社会における政治行政広報のシンポジウム開催  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

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リスク社会における政治行政広報のシンポジウム開催 (2015/9/2 島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教 本田正美)

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 日本広報学会20周年記念大会(第21回研究発表全国大会)が9月11日(金)、12日(土)、東京大学大学院情報学環福武ホールにおいて開催されます。統一論題は「リスクマネジメントと組織コミュニケーション」で、このテーマに沿った研究発表やシンポジウムが実施される予定です。

 日本広報学会は、経営体の広報やコミュニケーション活動全般について学術的・実践的な研究活動を行うことを目的のひとつとして設立され、今年20周年記念を迎えます。

 20周年記念大会の初日には、午前中には20周年記念特別セッションが設定されています。続く昼の部では、ポスター発表が実施されます。そして、午後の部では、口頭による研究発表が行われます。口頭発表は27本の発表が予定されており、発表者は大学教員から実務家まで多彩な顔ぶれで、発表テーマも多様です。

 大会2日目は、午前と午後で2本のシンポジウムが予定されています。午前は、「リスク社会における政治行政広報」と題するシンポジウムです。パネリストは、伊藤和徳氏(株式会社ワカゾウ)、高橋伸氏(政治山カンパニー)、田幸大輔氏(政策分析ネットワーク)、コーディネーターは筆者が務めます。

 様々なリスクが偏在する社会にあって、政治や行政分野における広報のあり方とはいかなるものなのか。政治分野については伊藤氏、行政分野については田幸氏に、それぞれの知見を披歴していただく予定です。そして、高橋氏には政治山の運営を通して見えてくるメディアの役割や政治行政分野での広報におけるリスクヘッジの方法について伺います。

 午後には、公開シンポジウム「災害復興と情報発信」が行われます。岡本全勝復興庁事務次官が基調講演を行い、続くパネルディスカッションは、関谷直也東京大学大学院特任准教授がコーディネーターを務め、桜井誠一氏(元神戸市代表監査委員)、小山良太(福島大学教授)、江尻哲生(福島県いわき市 元見せます!いわき情報局見せる課主査)がパネリストとして登壇します。

 会員ではない方も、参加費とともに申込書をご提出いただけば参加可能です(2日目午後のシンポジウムのみ公開、参加費不要)。政治山をご覧になっている皆さんのご参加をお待ちしております。

関連リンク
日本広報学会20周年記念大会 開催要項・プログラム(PDFファイル)
日本広報学会20周年記念大会 参加申込書(MS WORDファイル)
日本広報学会ホームページ
本田正美氏【取材協力】
島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教 本田正美

1978年生まれ。東京大学法学部卒。2013年、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。現在、島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教。専門は、社会情報学・行政学。特に電子政府に関する研究を中心に、情報社会における行政・市民・議会の関係のあり方について研究を行っている。共著本に『市民が主役の自治リノベーション』(ぎょうせい刊)がある。
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