[神戸市]全国初となるVRで土砂災害を疑似体験するプログラムを開発 (2019/6/7 株式会社ぎょうせい)
神戸市(154万2900人)は、バーチャルリアリティ(VR)で土砂災害を疑似体験できるプログラムを開発し、19年3月14日と15日、防火安全協会会員の市民約30人と市内中学校1年生約70人を対象に神戸市民防災総合センターで行った防災研修で初公開した。
同プログラムは、市が推進するスタートアップの連携プロジェクト「Urban Innovation KOBE」の一環として(株)理経と協働して開発したものとなる。最新のVR技術を取り入れた体験型訓練が行えることから、関心の向きにくい若・中年層の防災学習への興味を高め、バーチャル世界への没入感や臨場感により災害に対する意識改革を図ることができると期待されている。
実証実験を兼ねた防災研修では、参加者がVRゴーグルを装着し、仮想空間内の住宅街で自らに土石流が襲いかかってくる様子を体験した。VRによる土砂災害疑似体験の防災研修は全国初の試み。
(月刊「ガバナンス」2019年5月号・DATA BANK2019)
- 関連記事
- [兵庫・宝塚市]AIとLINEを活用した実証実験を実施
- [横浜市]「AI運行バス」の実証実験を実施
- [埼玉・熊谷市]災害用備蓄食料を無料配付
- [神戸市]起業家と連携して地域課題を解決
- 人類とAIは共栄できるのか!?(後編)ポスト・ディープラーニング時代の社会創りとは
- 株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。