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自民支持率7.6ポイント減、安倍前首相への評価高く (2020/12/28 政治山)

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 菅義偉政権発足から3カ月、当初は脱ハンコやデジタル庁構想、携帯電話料金の値下げなどの方針を次々と打ち出し内閣支持率は高水準で推移していましたが、新型コロナウイルス感染症の拡大に歯止めがかからず、“国民に誤解を与える”ような情報発信が続いたことから、支持と不支持が拮抗・逆転する状況となっています。

 菅政権は今、国民の目にどのように映っているのでしょうか。政治山では、全国の18歳以上の男女を対象に12月21日から22日まで、インターネット意識調査「政治山リサーチ」を用いた調査を実施しました(回答数542人)。

自民支持率は2カ月で7.6ポイント下落

 はじめに支持政党を見てみると、自由民主党が18.1%ともっとも高く、野党第一党である立憲民主党は7.7%でした。これを10月30日の同調査結果と比較してみると、自民は25.7%から7.6ポイント下落しており、立憲は4.9%から2.8ポイント上昇しています。性別・年代別では、自民支持については男性よりも女性の方が低く、特に20代女性は2.2%と低さが際立ちました。

政党支持率の比較

リーダーシップ、安倍前首相への評価高く

 次に、いくつかの項目について菅首相と安倍晋三前首相の比較を試みました。結果、決断力・実行力・情報発信力・組織調整力・危機管理力については、ほぼダブルスコアで安倍前首相への評価が菅首相への評価を上回りました。

 革新性(イノベーション)は菅首相がわずかに上回り、意志の強さと親しみやすさは安倍前首相、誠実さは菅首相への評価が上回りました。

菅首相と安倍前首相の比較

 今回の調査では菅首相への評価は厳しいものとなりました。発足から3カ月とはいえ、感染症対策はじめ山積する課題は待ってくれません。来年には東京五輪・パラリンピックが予定されており、自民党総裁選、衆議院議員の任期満了も訪れます。長期政権を支えた官房長官ではなく、首相としてどのようなリーダーシップを発揮していくのか、その手腕が問われています。


【政治山リサーチとは】
政治山では、選挙に向けた各種調査や政策立案のための住民アンケート等、ご要望に合わせた個別調査も承っております。下記よりお問い合わせください。

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