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[福島・南相馬市]パブリックコメントを提出してみよう。 (2019/12/4 マイ広報紙

この記事は「広報みなみそうま 2019年12月1日号『パブリックコメント 市民意見提出制度』」を紹介し、コメントしたものです。

広報みなみそうま 2019年12月1日号

パブリックコメントとは、私たちの生活に大きくかかわる計画や条例がつくられるときに直接意見を伝えることができる制度です。伝えた意見は、その計画や条例の素案に取り入れることができるかどうかが検討され、最終的にはその検討結果と自治体の考え方が公表されます。政令指定都市や中核市では100%、その他の市町村でも60%近くで実施されるようになり、年々増加してきています(平成30年3月総務省調査)。

今回は、パブリックコメントを募集する記事のなかから福島県南相馬市の「広報みなみそうま」2019年12月1日号の“パブリックコメント 市民意見提出制度”を取りあげます。この記事は、南相馬市が策定する以下の3つの計画の素案に対する意見募集です。

1.泉官衙(いずみかんが)遺跡史跡公園整備事業基本計画(素案)
2.第3期南相馬市スポーツ推進計画(素案)
3.第二期南相馬市子ども・子育て支援事業計画(素案)

いずれも地域の方の生活に大きな影響がありそうな計画です。広報紙上で計画策定の趣旨や概要などが説明されていますが、意見を伝えるためには素案本文や関連資料を読む必要があります。時間と労力がかかりますが、関心がある分野について自治体の考えを知る機会にもなります。素案は市のホームページをはじめ、市内施設で閲覧できるようになっているようです。

“市民の声を聴くことは政策の出発点”と言われるように、自治体はパブリックコメントだけではなく、手紙やメール、アンケート、モニター制度などあらゆる手段を使って“市民の声”を集めています。私たちの意見や批判は、行政の公正性の確保、透明性の向上、さらには私たちの権利保護にもつながります。“自分たちのまちを良くする”ために、意見や批判を行政に伝える意識をもつことが大切だと思います。

  • [筆者](一社)自治体広報広聴研究所代表、公共コミュニケーション学会理事、元自治体職員、東京都在住 金井茂樹
  • [参考]広報みなみそうま 2019年12月1日号

提供:マイ広報紙

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