［警視庁］ピーポくんを集めたお楽しみセット （2016/10/14 本田正美）
この記事は「広報けいしちょう第76号『プレゼントコーナー』」を紹介し、コメントしたものです。
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警視庁の広報紙「広報けいしちょう」は年4回の発行で、今回紹介する秋号が年内最後の発行となります。
「広報けいしちょう」は、毎号の表紙に「プレゼントコーナー」を配するという攻めた構成です。
今回の号のプレゼントコーナーは、ピーポくんを集めたお楽しみセットを抽選で100名にプレゼントというもの。「お楽しみセットは、主に文具をご用意します。」と注意書きがあるので、ピーポくんの柄の入った文具セットということになるのでしょうが、それなら、前の75号のプレゼントのピーポくんTシャツの方が良かったと思ってしまいます。ちなみに、74号のプレゼントは警視庁のエンブレムキーホルダーでした。
毎号、抽選で100名にプレゼントとなっており、当選発表は発送をもって発表となっているため、実際にどのような人が応募しているのか当選者の一覧から想像することは出来ませんが、応募資格は東京都民に限るとは書かれていないので、おそらく全国から応募があるのでしょう。
警視庁は東京都を管轄する警察組織ですので、その広報の主たる対象は東京都民ということになると思いますが、プレゼントの記事もそうですし、他の記事の内容を見ても、東京都に限定されたものというふうには見えません。
広報紙の発信元、つまり、広報紙の担当が「警視庁広報課情報発信基地」と、これまた他では見ないような「情報発信基地」という名称が出てきたりと、なかなかエッジの利いている警視庁。
この際、東京都を管轄するという制度的な枠組みなんて気にせずに、日本の警察の広報を牽引するくらいの気概をもって、毎年4回なんてケチなことは言わずに広報紙もどんどん発行し、たくさんのプレゼントを提供して欲しいものです。
- ［著者］島根大学研究機構戦略的研究推進センター特任助教、東京大学大学院情報学環交流研究員 本田正美
- ［参考］広報けいしちょう第76号
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