不審者の意味を知る! 若い女性も子供への防犯対策指導から学ぶことがある? (2019/3/13 「Moly.jp」編集部)
自分たちの安全を守るため不審者をどのような意味で捉えているのでしょうか。不審者の意味を知り、どう不審者と向きあえばいいか。それはもっと小さな子供さんに教育するのなら大変なことでしょう。お母さんが子供に言わなければならないほとんどは若い女性にも当てはまることなのです。
不審者の意味を考えなおしてみましょう
誰も疑わしいと思えば不審者のレッテルを貼り付けてしまえば簡単なのですが、そこにも大変リスクはあります。子供さんを守りたい、我が身を守りたい焦りからどうしてもそのようなことが起きてしまうかもしれません。
あなたはそもそも不審者の意味をどのように教育されたのでしょうか。知らない人だから不審者、知っている人なら安心ということにもならないでしょうか。知っている人の中にだっていくらでも不審者はいるものです。
しかし子供さんに人間は全員信用するなという教育もしたくありませんよね。若い女性の人たちも、地域と上手くコミュニケーションはとって行きたいと思うものの、やはりこのご時世警戒し過ぎる感じあたりがいいのかもしれません。
さっきみた
子供さんに対して不審者の意味をこんな感じで教えているお母さんがいるので参考にしてみましょう。「さっきみた」というのは、不審者の意味の頭文字を取ったものです。
- 「さ」は触ろうとしている。不審者は痴漢の意味も含まれて来ます。具体的に触るために手を伸ばしてきたらあきらかに不審者です。
- 「つ」はつれて行こうとするの意味ですが、若い女性にだってこのようなことがありますよね。
- 「き」はきいてくるの「き」であり、個人情報をあれこれ聞こうとするのは不審者です。
- 「み」は、みせてくるの意味で、露出狂などの人たちのことを言います。子供さんの場合は、興味のあるものなど見せつけられれば簡単についていってしまうかもしれないですよね。
- 「た」は食べ物を安易にくれる人の意味です。まさか若い女性なら安易に食べ物をくれると言ってものこのこついては行かないでしょう。
若い女性だって、子供さんと同じこの程度の意味で、普通のコミュニケーションと分けて考えていいでしょう。
もしかして不審者?
不審者だと疑い、全部のコミュニケーションを断ってしまうことは案外簡単なことかもしれませんが、そうは街は不審者に満ち満ちている訳ではなく信用できる人たちもいっぱいいます。
子供たちだって、声かけは危険というものの、善意で子供さんに声をかける大人の人もいます。疑うだけの社会にもしたくないので、特に不審者の意味をしっかり理解する必要があるのではないでしょうか。
実際にあった声かけの例から不審者の意味を探ってみましょう。
助けを求めてくる
女性や子供さんに近付いて来て、「○○駅はどこ?」とか、「○○のお店教えて」というケースは、多くの場合不審者のパターンです。中にはそうでない人もいるかもしれませんが、過去ある事例で多くの不審者はこのような声かけで近付いて来ます。
子供さんの場合、「よくわからないから、車に乗って案内して」ということになってしまうかもしれません。若い女性の場合、のこのこクルマの側まで行ってしまえば、無理矢理押しこまれることもあるかもしれません。
とにかく実例なので、このあたりの声かけがあれば、女性たちも不審者と判断してしまっていいかもしれません。声かけをする人も、女性や子供でなく他の人に出来る限り救いを求めるようにしたほうがいいかもしれませんね。
女性の人たちは親切心が旺盛だと痛い目にあってしまうかもしれませんので、そのあたり一人一人が反省してもう少し厳しい意味での接し方をしたほうがいいかもしれません。
魅力的世界へ誘導する
子供さんだって、大人の女性でも、「芸能人に会わせてあげるから、一緒に来ない?」と言われれば不審者とはとらえずのこのこついて行ってしまうのではないでしょうか。
でも、キレイな女性なら本当に原宿など歩いていて芸能関係者がスカウトしているかもしれません。そのような時は、一歩退いて名刺などもらい、インターネットでチェックをしてあとから連絡をするなどの方法をとってみてはどうでしょうか。
ねえちょっと
不審者は、「ねえちょっと」と単に手招きをして、こっちへ誘導することがあります。反射的に女性たちはそちらへ行ってしまうかもしれませんが、不審者の意味を知り、そこで留まる姿勢も必要では。普段過ごす街で、「ねえちょっと」の言葉で、安易に従わなくてもいいと思うのです。
子供さんの場合には、「おもちゃを買ってあげるから一緒に来ない?」という声かけの場合もあります。「お母さんが交通事故にあったから病院に一緒に行こう」というのもあります。このあたりも若い女性が無関係ということにもならないのではないでしょうか。
取り敢えず不審者の声かけのパターンとして覚えておきましょう。こんな声かけがあれば、不審者である可能性があると判断してその人物から離れて行く配慮程度で割り切ってしまっていいのではないでしょうか。
不審者の意味
もう一度総括しますが、不審者は多くの場合、何かしら答えを要求する声かけをして来ます。「○○しない?」「○○はどこ?」と言った質問は、あなたと不審者がコネクションを作るための手段なのです。丁寧に女性たちが質問に答えていると、下から盗撮されているという事件も起きています。
世間をあまり疑いたくはありませんが、いい人そうに見えるほど不審者の可能性も高いので、相当注意したほうがいいです。
女性の人たちは、親切に答えるというのではなく、「わからない」とキッパリ言ってしまうことが不審者の対策です。
子供さんの場合は、「○○へ行こう」「○○をしよう」という促しの声かけもあります。若い女性にも当てはまる声かけを仕掛けられるかもしれません。安易に女性が不審者の意味を理解していないと、なかなかこのような声かけでとっさに判断できないで、断りにくい状況設定になってしまうかもしれません。
瞬間にベストな対応を取るためにも、しっかり不審者の意味を理解して区別する必要があります。不審者は、女性の人たちの多くが曖昧な態度を取ると思っているから、このような声かけでまんまと引っかかると思っているのです。確かにそれは言えることなので、とにかく曖昧な態度は不審者に見せないようにしましょう。
まとめ
このような感じで不審者の意味を追求して行けば、挨拶程度してくる相手に対して不審者を疑う必要はないという気持ちにもなって来るのではないでしょうか。日常生活をスムーズに過ごすためにも、挨拶に答える程度のゆとりもほしいものです。
不審者の意味を理解すれば、そこからいろいろ質問して来たり、誘導する声かけがあれば怪しいということになります。
顔見知りになれば信用できるからついて行ってもいいということになるでしょうけど、そのあたりも若い女性は相当注意をしたほうがいいかもしれません。冒頭でお話ししていますが、顔見知りだって不審者はいる訳ですから。二度三度すれ違って顔見知り気分になって声かけにのこのこついて行くような真似はしない方がいいですね。
子供さんの場合は、「お母さんに聞いてきます」で逃げてしまえばいいのです。若い女性の場合は、「ちょっと時間をください」「考えさせてください」などといい、断るでもなし、ちょっと間をあけて考えるスタンスも必要ではないでしょうか。
不審者の意味は正確に言えば痴漢犯罪とは違います。痴漢は既にした行為であり、不審者は行為以前を疑われることもあるでしょう。
逆に言えば、痴漢以上に不審者は街にわんさかいると思ってもいいでしょう。ですから不審者の意味を知ることはとても女性にとって大事なことです。
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