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市民ベースでできる地域の防犯対策とその効果 (2019/2/27 「Moly.jp」編集部

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誰もが自分の住んでいる街は、安全で生活できる場所が良いと願っていますよね。このページでは、その街に住んでいる市民が自分たちで地域防犯をする場合にどのような対策ができるのかを詳しく考えていきましょう。

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街の犯罪率を下げるには

住んでいる街の犯罪率を下げるためには、市民が何もせず警察に行動を委ねているだけではいけません。市民が最低限の行動を起こす必要があります。

とはいえ、何をすれば良いかわからないという人たちが多くいると思います。

街の犯罪率を下げるために必要なことは、市民の防犯意識を高めることです。住んでいる人たちが犯罪への意識を高め、防犯の必要性を理解し行動すれば犯罪を防ぐことができます。

逆に、市民の意識が低ければ犯罪が多く発生してしまう可能性があります。まずは、市民ベースで防犯意識を高めることで、街全体の防犯を高め犯罪者が、「犯罪を起こしにくい」という環境を作ることができます。

市民の防犯意識を高めるために必要なこと

市民の防犯意識を高めるために必要なこととは一体何でしょうか。ここでは、市民の犯罪意識を高めるために必要なアクションについて考えてみましょう。

定期的に防犯パトロールをする

街の中を定期的にパトロールすることは、犯罪意識を高めることができます。パトロールによって市民に対し犯罪に気をつけようという注意をすることはもちろんできますが、それだけではありません。犯罪予備軍に対しては、パトロールをすることで「この街は定期的にパトロールを行なっているので犯罪がしにくい」という意識を与えることができます。

特に、子どもが多く遊ぶような公園があるエリアでは、定期的にパトロール活動を行うことをオススメします。最近では町内づきあいが少なくなりこのような活動も減少していますが、自治体や警察が発表する情報で、住んでいる街に不審者が多いという報告を受けているのであれば、積極的にパトロールを行うようにしましょう。

防犯対策の注意喚起をする

さまざまな犯罪に対して、注意喚起を定期的に行う必要があります。高齢者世帯であればオレオレ詐欺などの特殊詐欺、女性、子どもに向けては不審者情報の提供です。犯罪に巻き込まれたことがない人は、犯罪への意識が低下しています。

そのため、街全体で防犯意識を高めるような情報を積極的に発信していきましょう。回覧板や、マンションの掲示板には積極的に犯罪情報を載せて注意喚起することが大切です。

街灯設置を自治体に呼びかける

犯罪が起きやすい場所として、夜暗くて人の出入りがわからない場所があげられます。このような場所には、市民の要望が多ければ街灯を設置するということを行なっている自治体は多くあります。

そのため、夜実際に歩いてみて、犯罪が起きそうな場所を未然になくすように市民で呼びかける必要があります。市民の意見として、夜道を歩いて不安と感じる場所があれば、街灯を設置してもらうよう自治体に交渉してみましょう。

このように、市民の防犯意識を高めるためには、市民側が積極的に防犯の情報を発信するような対策を行わなければなりません。住民の防犯意識が高い街では犯罪が発生しにくいので、街で犯罪が頻繁に発生しているのは、市民の犯罪意識の低下が原因ではないかと仮説を立てて行動を起こしてみるのも良いでしょう。

防犯意識を高めることで期待されること

防犯意識を高めると、市民の間で防犯対策を行うだけではなく街全体で次のような変化が期待することができます。

未然に犯罪を防ぐことができる

犯罪者は突発的に犯罪を起こすケースは少なく、最低限下見をすることがほとんどです。街全体で防犯対策がしっかりしているのであれば、ターゲットになりにくくなり、犯罪が起きにくくなります。

不審者が活動しにくい街づくり

防犯意識の高い街では、不審者が行動しにくくなります。そのため、子どもが公園で遊んでいても、大人の目があるので被害にあうことが少なくなると考えられます。また、女性が痴漢に遭遇する可能性も低下するので、女性、子どもが安全に暮らすための街づくりが可能になります。

このように、市民の防犯意識が高まるだけで、街の中で発生しそうな犯罪を減らすことができるので、住んでいる住人も防犯意識を高める必要がありそうですよね。

市民同士でできる防犯対策

市民の防犯意識を高め犯罪が発生しにくい街づくりをするためには、どのような取り組みをすれば良いのでしょうか。ここからは、市民ができることを紹介していきましょう。

市民同士でコミュニケーションをとる

日頃からの市民同士のコミュニケーションは、防犯意識を高めるためにも大切です。隣近所の人たちの顔もわからないのでは、不審者を特定することもできないでしょう。防犯の意味でも、日頃から近隣の人たちとコミュニケーションをとる様に心がけましょう。

情報収集ができる場所を設ける

掲示板やメルマガなどを活用して、犯罪の情報収集ができる環境を整えるようにしましょう。LINEグループでも構いません。情報共有できる環境を整えることで、ここ数日発生している犯罪からでもしっかり対策をとることができるようになります。

まとめ

市民が防犯意識を高めることで、犯罪を未然に防ぐことができます。警察ではないので市民としてできることは限られており、パトロールやコミュニケーションなどしかありませんが、市民の小さな行動が大きな犯罪を未然に防ぐことにつながります。町内会や近隣の人たちと一度防犯対策について話し合ってみてはいかがでしょう。

提供:「Moly.jp」編集部

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