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まだまだ棲息。働き方改革を阻害する社畜という名の有害社員のあるある事例 (2018/1/25 瓦版

関連ワード : 働き方改革 労働・雇用 

笑ってはいけない社畜3事例

会社に属しながら、会社に利用されている人。それが社畜の定義。自分の働き方に皮肉を込めた側面も強く、自虐的な印象だ。働き方改革を推進する動きの中で、撲滅の方向へ向かっているハズだが、まだまだ健在。面白法人カヤックが先ごろ公開したPR動画「社畜ミュージアム」に登場する社畜の実態から、反面教師となる笑うに笑えない3事例をピックアップする。

寝てない自慢大会

寝てない自慢大会

「昨日3時間しか寝てないわー」「オレなんて2時間だし」など睡眠時間を競い合う大会。一体何の自慢なんだ? 不健康であることが仕事ができることなのか、働き過ぎで感覚が狂ってしまったのか…。どこかでみた覚えのあるあほらし過ぎる自慢大会だが、名画「民衆を導く自由の女神」(ドラクロワ)をモチーフにしたセンスが絶妙過ぎて、思わず吹いてしまう…。

進捗モンスター

進捗モンスター

「進捗どう?」「よろしく頼むね」。業務に集中している時に限って、近づいてそうささやく暇そうな上司。毎日、毎日。「全然進んどらんのじゃぼけ! お前が邪魔するせいでな」という言葉をぐっとこらえ、「頑張ります!」とクールに返す社畜社員。よくある光景だが、このように彫刻化されると職場における上司と部下の微笑ましい光景に見えてしまうから不思議なものである。

居残り部長

居残り部長

なぜか深夜まで帰宅しない部長。部下がそのせいで会社から脱出できないことには全く気付いていない。むしろ、「みな遅くまで頑張ってる」と勘違いし、さらに帰宅時間を遅らせてしまうKY部長。魔の帰宅遅延の方程式だ。当然ながら仕事ができるワケがない。モチーフの「最後の晩餐」ではイエス・キリストが弟子の裏切りを予言したといわれており、その鋭すぎる感性が伝えられているだけに、画の重厚さが一層シュールに響いてくる…。

社畜棲息の職場はもはや時代錯誤と気付くべし

これらは職場における社畜あるあるのほんの一例だが、これだけをみてもその存在がいかに無駄につながっているかは明白だ。社畜は「会社」と「家畜」を合わせた造語といわれるが、会社という小さなコミュニティに閉じ込められるような働き方をしていると、そこに飼い慣らされた家畜の様になるのも無理はないかもしれない。

3事例をみて「あるある」と思った人は、共感している場合じゃない。すでに半分社畜化している可能性もある。それはつまり、所属企業が社畜を増殖する風土ということだ。一刻も早く、目を覚まし、広く社会を俯瞰し、自分らしく働ける職場を探す、あるいは意識を改革し、周囲に流されず主体的に働く姿勢を身につけることに注力することが身のためだ。

提供:瓦版

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