アメリカ政府が、ウォルトディズニー社にドローンの飛行を許可 (2016/11/8 DRONE BORG)
アメリカ政府がウォルトディズニー社に、アメリカ・フロリダ州とカリフォルニア州にあるディズニーランドでのドローンの使用を許可したとの報道がなされました。2001年9.11テロ以降、テロを防ぐために、ドローンを含む無人飛行機のパーク、またはパーク近辺における飛行は禁止されてきましたが、今回の申請許可によって、ドローンがパーク内を飛行することが可能となりました。ドローンにはプロジェクターやマリオネット、ライト等が取り付けられ、花火大会のため用いられます。これらの新しいテクノロジーはFlixelsと呼ばれ、複数のドローンとLEDライトなどを駆使したシステムで、数年前にウォルトディズニー社が特許を取得しています。同システムは今年の終わり頃に登場する予定です。
ウォルトディズニー社がパーク内でのドローンの使用に関わる申請許可要請を政府に出したのは、2015年でした。申請の目的としては、上記でも述べているように、花火の打ち上げなどを含む、エンターテイメント目的での使用が想定されています。
ディズニーなどの人の密集地におけるドローンを飛行させる時の懸念点としては、主に安全面です。同申請許可申請を政府に出したのは2015年で、許可は2020年11月まで有効ですが、いつでも取り下げられる可能性もあります。政府は夜間などでもパーク内でドローンを飛行させることを許可していますが、ドローンによる事故を防ぐために、ドローン操縦に関して素人では無く、遠隔操縦の証明を持ったプロの操縦士がドローンの操縦をしなければならない旨の取り決めもなされています。また、これまでの情報によると、ウォルトディズニー社は、高度45メートル以上を飛行しないドローンを利用する予定です。以上のように、同社はドローン飛行に関して十分な安全対策を講じていて、アメリカ政府もまた、ディズニーは十分な安全対策を取ったとみていると評価しています。
source:TRAVEL PULSE,sputnik news,laist
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