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市外企業誘致に大きな一歩――綾瀬市 (2016/6/24 タウンニュース

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市内企業への経済効果も

 「綾瀬市企業の立地促進等に関する条例」の施行後初となる市外企業の誘致が、このほど決定した。誘致企業は幼稚園や学校の弁当製造を行うエンゼルフーズ(株)(古賀義将代表取締役/東京都北区)。今後の工業振興施策への新たな一歩になるとともに、市内経済活性効果も期待されている。

 同条例は、市内事業所の拡大と市外企業の誘致(立地)を支援するため、2012年に施行された。これまで市内企業9社に適用されているが、市外企業への支援は初めてのこと。

古賀社長(右)と笠間市長

古賀社長(右)と笠間市長

 立地場所は、樹脂工場が撤退し空きができていた与蔵山下工業団地内。市工業振興企業誘致課が不動産業者等を通しアナウンスしていたところ、業務拡大のため新工場用地を探していたエンゼルフーズが名乗りを上げたという。

 同社は東京本社工場に加え、県内3工場、埼玉県1工場の5工場を有する。保育園・幼稚園450園と、5自治体79の学校に対し日量5万食を製造している。

 今年10月に操業開始を予定している綾瀬工場は既存の建物を居抜きで使用し、大磯町の2校と横浜市の一部に収める日量5千食の製造を計画している。

 また、工場設備として市内企業が開発した「油水分離槽」の導入や、社用車の市内整備工場利用が予定されるなど、市内企業への波及効果も期待されている。

 「昨年は市外17社から相談を受けるなど、綾瀬が注目されていると実感する。これを機に、今後より多くの誘致に結びつけていきたい」と柏木課長は話した。

提供:タウンニュース

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