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地方創生の総合戦略「釜石市オープンシティ戦略」を公表しました (2016/4/9 東北復興新聞

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オープンシティ釜石

釜石市では、国の地方創生の動きを踏まえ、将来のまちの進路を示す羅針盤となる、釜石の実像(釜石市人口ビジョン)とオープンシティ戦略(釜石市総合戦略)を平成28年3月31日に策定しました。特設ページはこちら(http://www.city.kamaishi.iwate.jp/sp/opencity/)から。

構成と位置づけ

釜石の実像では、人口動態に関する様々な分析と将来展望を、オープンシティ戦略では、少子高齢化・人口減少問題に対する最上位計画として、「移住・交流」「仕事・産業」「出会い・結婚・出産・子育て」「市民協働・男女共同参画」「教育」「広域連携」「地域包括ケア・高齢化社会」を主なスコープとし、テーマ横断的な基本思想と5つの戦略コンセプト、25の施策を定めました。

市民一人ひとりが役割を持つ、もっとも開かれたまち

戦略の基本思想として「オープンシティ」を掲げ、良質な地域内外の交流を通じて、多様な人材が還流し、地域の課題と可能性が自分事化され、新たな事業機会や市民活動が生み出されることによって、希望が連鎖していく、そうしたサイクルが自立的に回っている姿を地域の状態目標としました。

「活動人口」と「つながり人口」がこの戦略のキーワードです。このまちに生きることを自ら選択し、小さな挑戦を生み育て、それぞれの役割を全うする市民一人ひとり(=活動人口)が生き生きと暮らすことのできるまちづくりを実現し、必ずしも将来的な定住に捉われることなく、釜石の暮らしや産業、まちづくりに多様な関わりを有するすべての人々(=つながり人口)が、相互に補完し合い、住民票上の人口以上に地域の活力を維持・発展させていくという考え方です。

戦略の基本思想

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戦略の基本思想

地域の活力

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地域の活力

『人材を還流させる「まちの人事部」機能の構築』、『多様なビジネスが生まれる土壌づくり』、『自然な出会いの創出と社会で子どもを産み育てる環境整備』、『自ら学び、選択する人材の育成と市民による「らしさ」の創出』、『世代を超えて、お互い支え合える地域づくり』の5つを戦略コンセプトとし、各コンセプトに基づく25の施策をKPI(重要業績指標)とともに設定しています。

戦略を“絵にかいた餅”で終わらせないために

戦略の実行にあたっては、「市民主体のプロジェクト推進」「外部人材・企業との協働」「広域連携による課題解決」の3つを視点とし、この視点を用いて戦略の具現化を推進する7つの手段を定義しています。釜石の持続可能な地域社会づくりへの挑戦をぜひご覧ください。

戦略推進を実現する3つの視点と7つの手段

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戦略推進を実現する3つの視点と7つの手段

釜石市地方創生アドバイザー(敬称略)

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釜石市地方創生アドバイザー(敬称略)

オープンシティ戦略特設サイト
http://www.city.kamaishi.iwate.jp/sp/opencity/

文/石井 重成 釜石市総合政策課まち・ひと・しごと創生室長

提供:東北復興新聞

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