なぜかモヤモヤ…小林市長が小林市をPRをする小林市の動画が謎すぎ (2016/4/1 ジモトのココロ)
さて。こちらは、小林市長が宮崎県小林市をPRする動画。
え、小林市長が小林市のPRするのは普通じゃないかって? いえいえ、まずは一度、動画をご覧ください。
小林市じゃない小林市長が小林市をPR!?
地元の方言・西諸弁がフランス語に聞こえることを逆手にとった衝撃的なPR動画「ンダモシタン小林」で、日本全国を見事にダマした宮崎県小林市。なーんだ、今度は直球勝負で「ザ・地方のPR動画」を制作したのかと思いきや、まさかの「超広域」で「小林市長」に「小林市」をPRしてもらっていたとは…。
全国約1800ある市区町村のうち、ある条件に当てはまる3市と宮崎県小林市がコラボしたというこちらの動画。小林市の小林市長が小林市の魅力を語るだけの、いたって普通なPR動画かと思いきや…なんだかおかしい。別人の小林市長が登場している…?
動画をご覧になった方ならもうお分かりでしょう! 実はこの動画に「小林市の小林市長」は一度も登場しません。出演しているのは、日本全国3人の「小林市長」。ある条件とは、市長が「小林さん」ということだったんです。
ちょっと強引…?小林市と小林市長のまちの関係
それでは日本全国3人の「小林市長」が率いる地域と、宮崎県小林市の関係をご紹介。
小林市には特産品「チョウザメ」がいて、八戸市には「鮫(サメ)駅」がある。ということで小林とサメ繋りのコラボレーション。語りは青森県八戸市の「小林」眞市長。
マンゴーなど宮崎県を代表する「フルーツ」を小林市では生産していますが、東京都小平市は美しい色合いと程よい酸味が特徴のブルーベリーのフルーツ栽培が盛んです。そんな小林とフルーツのコラボレーション。語りは「小林」正則市長。
小林市を訪れたら一度は食べたい「宮崎牛」、厚切りのステーキがたまらないんですよね! この高級和牛を紹介している語りは厚木市長の「小林」常良市長。小林と「あつぎ」り、という強引なダジャレコラボレーション。
小林市の市長が「小林」じゃないなんて
今回動画に登場したのは、紛れもなく全員「小林市長」。しかし「宮崎県小林市の市長」ではありません。
この企画制作のきっかけは、「小林市」がしばしば「人の名前みたい」と言われてきたことなんだとか。人口の多い苗字ランキングでも「小林」さんは第9位(名字由来ネット調べ)ですし、言われてみれば知り合いに一人くらいは「小林」さんっていますよね。
そんなユニークな動画を作った宮崎県小林市の市長ももしかして…と思ったら、残念。宮崎県小林市の市長は「肥後」正弘市長でした。
当たり前に呼んでいた自分の暮らすまちの名前をテーマにした斬新さ、そして全国の小林市長のまちのPRも兼ねてしまうという一石二鳥な小林市のPR動画。余談ですが、この動画を紹介する記事を制作するのに、なんと55回も「小林」という単語を使っていたことが判明! 小林市、恐るべし…。
何はともあれ、八戸市の小林市長、小平市の小林市長、厚木市の小林市長の他にも、全国にはまだまだ登場していない「小林」市長がいるはず! 我こそはとコラボレーションを名乗りでてみても面白いのでは?
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