公務員も個が輝く時代へ、地方公務員アワード2019開催 (2019/11/26 政治山)
東京・港区の電通本社において22日、「地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019」が開催されました。主催したのは同アワード有志の会で、運営は地方自治体と地方公務員を応援するメディア『HOLG.jp』を運営する株式会社ホルグ(神奈川県横浜市・加藤年紀代表取締役)、本アワードの開催は2017年に始まり今年で3回目を迎えました。
アワードのタイトルにある通り、推薦するのも審査するのも地方公務員で、今年の受賞者は13名。自治体のPRの最前線に立つ名物職員から、裏方に徹する職人肌の職員まで、多様な人材と幅広い取り組みが表彰されました。
主催者挨拶の中で加藤氏は、「出る杭は打たれるという公務員の世界を、変えていかなければいけない。公務員がメディアに取り上げられるのはネガティブなシーンが多いが、地域に貢献する地道な取り組みにもしっかりスポットライトを当てていきたい」とアワードの意義を強調しました。
また、審査員の一人として講評した大阪府健康医療部健康推進室の領家誠室長は「目立つと足を引っ張られることもあるが、これからは公務員も「個」が評価される時代。個性や特性を生かした取り組みが増えてきて心強い」と述べました。
「出る杭は打たれる」とか「目立つと足を引っ張られる」のは、特定の業種業界に限ったことではありませんが、公務員が最大のパフォーマンスを発揮できない環境は、その地域に暮らす全ての人にとっても大きな損失と言えます。
地方公務員の多くは、その地域に暮らす人でもあります。本アワードのような取り組みが広がり「すごい公務員」が増えていくことは、魅力的なまちづくりにも繋がっていきそうです。
<概要>
主催:地方公務員が本当にすごい!と思う地方公務員アワード2019有志の会
運営:株式会社ホルグ
- 後援:
- 公益社団法人日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)
- 一般財団法人 地域活性化センター
- 地域に飛び出す公務員を応援する首長連合
- 一般社団法人コード・フォー・ジャパン
- 一般社団法人リディラバ
- 協賛:
- 株式会社電通
- NECソリューションイノベータ株式会社
- 株式会社PR TIMES
- 株式会社LIFULL
- 株式会社モリサワ
- 株式会社ホープ
- 株式会社VOTE FOR
※政治山を運営する株式会社VOTE FORは、本アワードの趣旨に賛同し協賛しています。
- ●審査員
- 井上 純子(北九州市役所/2018年アワード受賞者)
- 石塚 清香(横浜市役所/2017年アワード受賞者)
- 大垣 弥生(生駒市役所/2017年アワード受賞者)
- 岡元 譲史(寝屋川市役所/2018年アワード受賞者)
- 田中 弘樹(砥部町役場/2017年アワード受賞者)
- 晝田 浩一郎(岡崎市役所/2017年アワード受賞者)
- 領家 誠(大阪府庁/2018年アワード受賞者)
- 【「すごい!地方公務員」都道府県・組織別受賞者数 計13名】
- 秋田 大介(神戸市役所 企画調整局つなぐ課 特命課長)
- 阿部 裕彦(兵庫県加西市役所 地域振興部きてみて住んで課 課長補佐)
- 小川 知男(兵庫県神崎郡福崎町役場 地域振興課 課長補佐)
- 川那 賀一(岐阜市役所 教育委員会教育政策課)
- 倉田 麻紀(尾道市役所 福祉保健部子育て支援課子育て支援係 専門員)
- 佐久間 智之(埼玉県 三芳町役場 秘書広報室 主査)
- 瀬戸 勇(横浜市消防局 消防訓練センター 管理・研究課 主任)
- 長井 伸晃(神戸市役所 企画調整局 つなぐ課 特命係長)
- 中村 文彦(垂井町教育委員会 生涯学習課 文化会館管理係長)
- 波多野 翼(越前市役所 市民福祉部社会福祉課 主査)
- 平塚 雅人(常総市役所 産業振興部農政課 主事)
- 松尾 泰貴(八尾市役所 経済環境部 産業政策課 係長)
- 山口 明大(徳島県美馬市 保険健康課 課長補佐)
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