浪江町長選、吉田氏が初当選 (2018/8/6 政治山)
馬場有 前町長の辞職に伴う浪江町長選(福島県)は5日投開票され、無所属新人で元町議の現職の吉田数博氏(72)が5231票(得票率80.3%)を獲得し、無所属新人で農業の吉沢正巳氏(64)を破って初当選しました。
吉田氏は浪江町出身。小高工高(現 小高産業技術高)卒。1997年町議選で初当選して6期、議長も務めました。
当日有権者数は1万5417人。投票率は前回(2014年)を12.93ポイント下回る43.08%でした。
また同日には吉田氏の辞職に伴う町議補選(欠員1)も行われ、無所属新人で農業の大浦泰夫氏(63)が初当選しました。
浪江町では、福島第一原発事故に伴う全町避難が昨年3月に一部解除されたものの、いまだ町内に住む住民は登録人口の5%に満たず、大半の住民が町外で避難生活を送っています。通常5日の選挙期間を10日間に延長し、投票日当日や期日前の投票所を町外に設置したり巡回バスを運行するなどして、町外の有権者に対応しました。
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