自民支持層の関心テーマは「外交・安全保障」と「経済政策」「憲法改正」 (2017/10/8 政治山)
政党の離合集散が繰り広げられる中、各政党の支持層はどのようなテーマに関心を持って、今度の衆院選を迎えるのでしょうか。政治山では、2016年参院選の投票先政党と興味・関心を持つテーマについて、全国の18歳以上の男女を対象に9月29日から10月1日まで、インターネット意識調査「政治山リサーチ」を用いた調査を実施しました(回答数2067)。
自民支持層は外交・安全保障が36.9%で最多
昨年の参院選で自民党に投票した人に、興味・関心を持っているテーマを3つまで選んでもらったところ、もっとも多かったのは「外交・安全保障」36.9%で、全体の平均値(21.8%、以下同様)を大きく上回りました。次に多かったのは「経済政策」33.8%(24.1%)で、「消費増税」31.9%(33.3%)、「憲法改正」27.0%(18.0%)と続きました。
社会保障や教育・福祉に関心を示す公明支持層
自民党と連立与党を組む公明党の支持層では、「社会保障改革」31.2%(22.7%)と「消費増税」31.2%、それに「教育・福祉」27.3%(21.1%)への関心が高く、「外交・安全保障」14.3%と「憲法改正」7.8%では自民支持層との大きな差異がみられました。
支持層の関心事が異なるとはいえ、前回2014年12月の衆院選以降、自民・公明両党はいずれも代表者が変わっておらず、野党と比べると安定した印象を有権者に与えています。実績と政策を主張することで、「自公で過半数」という目標は達成できるのでしょうか。衆院選は10月10日公示、22日投票です。
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