J.P.モルガン、日本財団を通じてArrow Arrow「ママインターン」を支援 (2017/3/29 政治山)
東京・丸の内で22日、「ママインターン」の事業報告会が開催されました。本事業(※)は結婚や出産、介護等で離職した女性の再就職を支援するもので、講座には100人が参加し、うち66人がインターンを実施、その後32人が実際の社員採用に至っています。
報告会の冒頭では、NPO法人コヂカラ・ニッポン代表の川島高之氏が登壇し、「ワーク」「ライフ」「ソーシャル」の3本柱の生活が人生を豊かにすると主張、仕事の専門性に生活者視点を加えた付加価値を持たないと現代社会では生き残れないと指摘しました。
続いてのトークディスカッションには、川島氏に加えてJ.P.モルガンの女性管理職、ママインターンの受け入れ企業とインターン生も参加し、ファシリテーターはNPO法人 Arrow Arrow 代表理事の堀江由香里氏が務めました。
子育てを経験するとコミュニケーション能力が大幅に向上するなどの特性も身に付く一方、テレワークなどの在宅勤務を希望したり自宅の近くで働きたいなどの制約も大きくなります。人材難に喘ぐ地域企業とのマッチングは双方にとってメリットは大きいものの、柔軟な働き方を受け入れられるか、マッチングにかかる費用をどのように負担すべきかなど、事業として継続していくには課題が残されています。
※「ママインターン」は、J.P.モルガンとJPモルガン・チェース財団からの支援によって行う事業で、日本財団が全体の運営を担い、特定非営利活動法人Arrow Arrowが女性人材の確保と研修、中小企業とのマッチングを手掛けています。
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