[用語解説]立候補予定者説明会、事前審査
選挙に立候補をお考えなら出席を (2015/2/10 政治山)
今年4月は、4年に一度の統一地方選挙が実施されます。道府県と政令指定都市の選挙が行われる前半戦まで残り2カ月、候補者をはじめ選挙に関わる方々は、その準備で慌ただしくなってきたころでしょう。選挙が近づいてくると、各自治体の選挙管理委員会(以下、選管)では、立候補を予定している人たちに向けて行うことがあります。
書類の書き方から選挙違反まで――立候補予定者説明会
立候補予定者説明会は、各自治体の選管が選挙への立候補を予定している人や陣営に対して、選挙全般の説明を行う場です。多くの場合、立候補に必要な書類一式が配付され、書類の書き方や届け出方法について、さらには選挙運動、公費負担、選挙運動違反、連座制等について説明します。
また、郵便事業会社や警察関係者が出席して、選挙運動用通常はがきや選挙運動違反の説明をする場合もあります。
届け出をスムーズに――事前審査
事前審査は、立候補の届け出に必要な書類を、選管が告示(公示)日の前に審査し、書類の記入や提出物に不備がないか確認するものです。
届け出書類は非常に多く、記入方法も複雑です。もし書類に不備があれば届け出が受理されず、立候補できなくなってしまいます。あらかじめ書類が調っているかを確認し、告示(公示)日の届け出をスムーズに済ませるために事前審査を行うのです。
ただし、立候補予定者説明会と事前審査は、法律で実施を義務づけられていないため、実施の有無やその内容は選管の判断にゆだねられています。
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