[秋田・由利本荘市]県立大学キャンパスでスマートストアの実証実験を実施 (2023/1/28 株式会社ぎょうせい)
秋田県由利本荘市(7万5000人)は、秋田県立大学、東日本電信電話秋田支店、テルウェル東日本、みちのくキヤンテイーンと協力し、スマートストア・システムを用いた無人運営の実証実験を同大学本荘キャンパス内で実施している。
働き手不足の解消、感染症対策の非接触ニーズ、小売店撤退地域における買い物弱者への支援などを視野に置き、誰もがいつまでも安心して暮らすことができる田園都市づくりの策として実施するもの。店舗は移動やリユースが可能なコンテナ型店舗を採用。NTT東日本によると、自治体・大学によるコンテナ型スマートストアの実証実験は全国で初めて。
主な実験内容は、大学キャンパスへの無人店舗の設置、学校売店運営事業者による無人店舗の運営、県立大学との購買・顧客行動データを用いた店舗運営でのデータ活用。実証実験は10月20日から2カ月間実施する。
スマートストアは、販売・レジ要員を置かず、入店から商品選択、セルフレジ決済、退店までを利用者のスマートフォンのみで完結する仕組み。防犯カメラ、入退店ゲート、入店履歴分析等によりセキュリティを確保し、専用アプリにより入出店管理と買い物をコントロールする。
(月刊「ガバナンス」2022年12月号・DATA BANK2022)
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