[滋賀県]WEBアプリで漁獲情報を迅速収集しデジタルデータ化  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
トップ    >   記事    >   [滋賀県]WEBアプリで漁獲情報を迅速収集しデジタルデータ化

[滋賀県]WEBアプリで漁獲情報を迅速収集しデジタルデータ化 (2022/9/7 株式会社ぎょうせい

関連ワード : IT ぎょうせい デジタル化 滋賀 滋賀県 
スマホ

※写真はイメージです

 滋賀県(141万8900人)は4月から、県の漁獲報告システム「湖レコ」の本格運用を開始した。「湖レコ」は、県内の琵琶湖の漁業者がスマホなどを使って漁獲量や操業場所といった情報を、簡単にかつ迅速に報告できるウェブアプリ。

 琵琶湖の水産資源を未来にわたって持続的に利用するためには、どの種類の魚が、どこで、どんな方法で、どれだけ獲れているか、といった漁獲情報の把握が欠かせない。そこで県では全国に先駆け、漁業許可等を所有する全ての漁業者がスマホ等で漁獲情報を報告できるシステムとして湖レコを開発。これにより、琵琶湖からスマート水産業を推進していくとしている。

 漁獲情報の報告は、現在紙媒体で行われているが、漁業者にとって大きな負担となっているだけでなく、集計や報告内容のデータ化にも時間を要している。このため漁業者の負担の軽減を図りつつ、漁獲報告の履行と資源評価に必要なデータ収集を一元的に可能とするシステムが必要とされていたことから、湖レコが考案された。利用対象は約1500の漁業許可等で、対象漁業者数は約520人になる。県は、精度の高い資源評価が迅速に可能になると期待している。

(月刊「ガバナンス」2022年7月号・DATA BANK2022)

関連記事
滋賀県の人口・財政・選挙・議員報酬
[札幌市]「官民データ流通促進基盤」を22年度中に開設
[福島・玉川村]企業3社と連携協定を締結し、DX推進に向け実証事業などを実施
[大阪府]ビッグデータを活用した健康予測AI等の新機能を府提供の健康アプリに追加
[横浜市]WEBサイト「財政見える化ダッシュボード」に公民連携提案機能を実装
関連ワード : IT ぎょうせい デジタル化 滋賀 滋賀県 
株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。