[福岡・糸島市]燃油価格等高騰対策として第1次産業事業者に補助金 (2022/11/23 株式会社ぎょうせい)
福岡県糸島市(10万2500人)は、長期化する新型コロナウイルス感染症の蔓延や近年の不安定な世界情勢に伴う燃料価格や畜産飼料価格の高騰によって経営が圧迫されている第1次産業の事業者を支援するため、補助金を交付する。
まず、園芸用ハウス燃油高騰対策として、市内の加温機付き園芸用ハウスで営農する事業者に対して加温施設10aごとに6万円を交付。畜産飼料費高騰対策として、市内の施設で畜産業を営む事業者に対し、(1)肉用牛・搾乳牛は飼養頭数1頭当たり4400円以内、(2)豚は飼養頭数10頭当たり3600円以内、(3)採卵鶏は飼養羽数100羽当たり3200円以内、(4)ブロイラーは年間出荷羽数1000羽当たり5200円以内を交付。ともに交付対象者は糸島市民又は市内の法人で、支援対象は市内の施設(畜舎)。交付額は最大100万円。9月9日まで交付申請を受け付けた。
また、燃油価格高騰対策として、市内の林業事業者(8事業者)及び糸島漁業協同組合の組合員で糸島漁協を通じて給油している漁業者に対し、1リットル当たり最大20円の補助金(限度額は1事業者当たり100万円)を交付している。対象期間は12月31日まで。
(月刊「ガバナンス」2022年10月号・DATA BANK2022)
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