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[福岡・糸島市]「糸島サイエンス・ヴィレッジ」を推進 (2019/10/19 株式会社ぎょうせい

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※写真はイメージです

 九州大学との連携によるまちづくりを進めている福岡県糸島市(10万800人)は、「糸島サイエンス・ヴィレッジ」の研究報告の概要をまとめた冊子『ご一緒しませんか?糸島の100年の計づくり』を作成した。

 冊子はB5判17P。九州大学の伊都キャンパスへの移転完了(18年9月末)により、学生・教職員合わせて約1万9000人が同キャンパスで活動している。市では移転を見据えて10年に九州大学と連携協力協定を締結。共同研究や学生と市民の交流など、毎年100件以上の連携を行っている。

 市と九州大学は、九州大学周辺に、さまざまな分野の研究者や企業関係者が集い新たなことを生み出すオープンイノベーション機能、ベンチャーを育成する機能、研究者たちの滞在・生活利便機能、大学・企業・地域の交流機能などを有する環境共生型の「科学の村」(糸島サイエンス・ヴィレッジ)を建設する構想を打ち出している。

 大学周辺部に集積する企業・研究機関群である「サイエンスパーク」は世界に400以上存在するが、サイエンス・ヴィレッジは、より大学・企業・地域が一体となった、研究者や大学関係者の暮らしも含めた拠点として捉えたもの。その研究報告によると、サイエンスパークの成功条件は△強固な科学基盤と産業基盤△資金調達のしやすさ△アントレプレナー(起業家)の存在――などの6点。糸島サイエンス・ヴィレッジでは、糸島市・九州大学・住友理工の三者が行っている「ふれあいラボ」(三者で運営している九州大学ヘルスケアシステムLABO糸島)を拠点にさらに発展させることが期待される、としている。

(月刊「ガバナンス」2019年9月号・DATA BANK2019)

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株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。