[東京・江戸川区]「東京パラリンピック22競技“できる”宣言」を開始 (2021/3/27 株式会社ぎょうせい)
東京都江戸川区(70万100人)は、誰もがスポーツに親しむことができる社会の実現に向けて、全国初となる「東京パラリンピック22競技“できる”宣言」を2020年12月に行った。区ではこれまで、東京2020大会で実施されるパラリンピック22競技の全てについて、区内のスポーツ施設などで試合やトレーニングが実施できる環境を整備してきた。
同宣言に基づき、東京パラリンピック22競技が区内のどこの施設でできるか、競技ごとにその詳細を区HPで公表。総合体育館やスポーツセンターなどを実施場所として紹介している。また、区立スポーツ施設の「一般公開」に、車いすラグビー、車いすバスケ、ゴールボールの3競技を新たに追加。障害者専用の施設以外で定期的に公開の時間帯を設け、各競技のチームや団体に運営をサポートしてもらう体制も整えた。今回の宣言を契機に、スポーツを通した共生社会の実現に今後も取り組んでいきたいとしている。
区では、16年に障害者スポーツの環境向上を目的に、都内で初の障害者スポーツ専担の係を設置。また、東京2020大会の開催に向け、17年にはオランダ王国のホストタウンとなり、オランダのパラリンピアン等と交流を深めてきた。
(月刊「ガバナンス」2021年2月号・DATA BANK2021)
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