[埼玉・富士見市]オリパラでつながる世界―孤高の発明家 二コラ・テスラ(セルビア) (2020/6/5 マイ広報紙)
この記事は「広報富士見 令和2年6月号『月刊 富士見オリパラ新聞 No.13』」を紹介し、コメントしたものです。
新型コロナウイルス感染症の拡大を受けて、1年間の延期となった東京オリンピック・パラリンピック。埼玉県富士見市はセルビア共和国のホストタウンとなっており、『広報富士見』では同国への理解を深めることができる記事を掲載しています。
セルビアの人口は712万人(2011年国勢調査)で首都はベオグラード(人口164万人)、面積は77,474平方キロメートル(北海道とほぼ同じ)で、南東ヨーロッパ、バルカン半島中西部の内陸に位置する共和国です。
その地理的、政治的な背景は複雑で、セルビア王国→ユーゴスラビア王国→ユーゴスラビア連邦人民共和国→ユーゴスラビア連邦共和国→セルビア・モンテネグロと変遷し、のちモンテネグロの独立を経てセルビア共和国となり、2008年には同国からコソボが独立を宣言しています。
今回ピックアップしたのは、そんなセルビア共和国を代表する偉人、ニコラ・テスラ(1856~1943、発明家)を紹介した「『広報富士見』令和2年6月号-月刊 富士見オリパラ新聞 No.13」で、本記事ではテスラについて以下のように述べています。
「セルビアではその名を知らない者はいないと言われているほど著名で、セルビアの国際空港の名称や紙幣、切手などにも使用されている。また、同時期に活躍した発明家・エジソンのライバルだったとも言われており、現在世界中で広く使用されている「交流電力システム」の生みの親である」
テスラの発明は扇風機や洗濯機のモーター、蛍光灯や電子レンジ、テレビやラジオのリモコンなど、私たちの身近なところでも幅広く利用されています。
オリンピック・パラリンピックは、昨年日本中を感動させたラグビーワールドカップと同じように、ただ優劣を競うのでなく、参加者間の理解を深め、互いに敬意をもって接することで、新たな交流と連帯を育む貴重な機会でもあります。この財産は、東京大会が延期になっても、万が一中止になったとしても、それぞれの心に残っていくのではないでしょうか。
[参考]広報富士見 令和2年6月号
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