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[三重・伊勢市]AIを用いて観光地の混雑状況を配信 (2020/12/16 株式会社ぎょうせい

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伊勢神宮

※写真はイメージです

 三重県伊勢市(12万6600人)は、市内観光地に設置するカメラで撮影した画像をAIを用いて分析し、混雑状況を把握してWEB配信する「観光地等混雑状況配信事業」を開始する。ウィズコロナ状況下で過密を避けて安心・安全に旅行・観光を楽しめるよう、行動決定の根拠となる情報を提供するのが目的。

 カメラは、伊勢市駅をはじめ、内宮前、おはらい町通り、外宮参道、二見浦(夫婦岩周辺)など観光客が密集する8~10か所程度に設置する予定。撮影画像の解析により滞在状況を把握し、得られたデータを数値化のうえ可視化して、リアルタイムの混雑状況をWEB上で配信する。また、集積されたデータのほか、神宮参拝者数や駐車場利用台数など過去のデータも利用して、AIによる混雑予測を行い、その情報も発信していく予定。

 市は、カメラ設置やシステム構築、データ解析、機器保守などの経費として2000万円を8月の補正予算に計上しており、21年1月から混雑状況の配信を始める。21年度以降も事業を継続し、新型コロナウイルス感染症の収束後は、繁忙期と閑散期の平準化を進め、観光客の満足度向上に向け発展的に活用していきたいとしている。

(月刊「ガバナンス」2020年11月号・DATA BANK2020)

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