[石川・小松市]AIを利用した観光情報提供サービスを開始 (2019/10/13 株式会社ぎょうせい)
石川県小松市(10万8600人)は、市を訪れた観光客からの問合せにAIが自動応答しサポートするサービス、「こまつJapanナビ/こまつAIカブッキー」をリリースした。同サービスの導入は、小松空港の国際便の利用者増や、23年の北陸新幹線小松開業に向け、訪日外国人等の旅行客へのサービス拡充、市内周遊観光の促進、インバウンド対策の一環。
同サービスは、デジタルサイネージやSNS、webサイト上からチャットボットに質問すると、観光客のニーズに合わせた観光・交通情報をAIが即座に回答するというもの。導入によって観光地や宿泊施設等へのよりスムーズな送客が見込まれている。また、多言語(日本語、英語、簡体字、繁体字)で24時間365日、AIによる自動対応が可能なユーザーサポートシステムであり、各言語は機械翻訳ではなく、ネイティブによる翻訳を採用しているため、外国人旅行客はストレスなく自然に対話が行えるという。
旅行中の情報収集に最も使用されるスマートフォンに最適化されたサイトデザインを採用しており、また各SNSプラットフォーム上でも動作するため、旅行前から旅行後まで継続的にユーザーとのコミュニケーションが可能となっている。
(月刊「ガバナンス」2019年9月号・DATA BANK2019)
- 関連記事
- 小松市の人口・財政・選挙・議員報酬
- [埼玉県]AI救急相談のサービスを運用開始へ
- [大阪市]「やさしい日本語」利用を推進
- [新潟市]「居酒屋タブレット」を開発
- [北海道・函館市]「通訳サポーター」を発足
- 株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。