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[三重県]AIを活用した児童虐待対応支援システムの運用を開始 (2020/11/11 株式会社ぎょうせい

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※写真はイメージです

 三重県(182万4600人)は、7月から人工知能(AI)を活用した児童虐待対応支援システムの運用を開始した。虐待を受けている恐れのある子どものリスクを評価し、一時保護の必要性の判断などを支援するシステムで、児童相談所の一時保護において適確かつ迅速な判断を行うのが目的。

 県では19年7月から20年6月まで、国立研究開発法人産業技術総合研究所と共同で、県内2か所の児童相談所において虐待対応を支援する業務システムの実証実験に取り組んできた。20年4月からはシステムの運用に向けて、現場に即したルール作りとシステム調整などを行い、県内6か所の全児童相談所でのシステム運用につなげた。

 システム導入によって、通告受理から初期対応完了までの時間短縮、出張先と児童相談所内での情報共有による意思決定の迅速化、調査業務の質的向上、経過記録入力作業の省力化を推進。また、過去の多くの対応記録(約6000件のデータ)に基づき、人とAIとのベストミックスによる虐待対応が可能となった。児童相談所において、AIを活用した虐待対応を行うのは全国で初めてとなる。

(月刊「ガバナンス」2020年10月号・DATA BANK2020)

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株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。