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[静岡・藤枝市]AIによる河川水位予測の実証実験を開始 (2020/11/7 株式会社ぎょうせい

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※写真はイメージです

 静岡県藤枝市(14万5600人)は、AIによる河川水位予測の実証実験を行っている。水防体制と避難行動につながる情報発信を強化するとともに、市民の自主避難を促すシステム構築の可能性を探るのがねらい。

 市は、国の「スマートシティ先行モデルプロジェクト」に選定され、特に市民の安全・安心を柱にICTを活用した都市強靭化を進めている。今回の実証実験もその一環で、国土交通省の「スマートシティ実証調査」の受託事業として行う。市産官学連携推進センターに拠点を置く藤枝ICTコンソーシアム内に構成した事業共同体が実施主体となり実施している。

 実証実験では、市内中小河川に設置された水位計で水位や雨量、気象データを観測。その情報をAIによって分析し、最大3時間先までの各河川の水位予測を行い、早期の状況把握や事前の避難準備など、迅速な避難行動に向けた効果を検証する。

 また、出水時には職員の現地巡回が、氾濫後の対応となることもあるため、水位把握および水位変動の傾向(予測モデル)による効率化も分析する。実験は11月まで実施する予定。

(月刊「ガバナンス」2020年9月号・DATA BANK2020)

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株式会社ぎょうせい
株式会社ぎょうせいは、1893年(明治26年)の創業以来、当社は各行政分野の専門法規集、都道府県・市区町村例規集など多数の行政・自治分野に関わる書籍を発行してきました。「月刊ガバナンス」は、自治体職員の総合情報誌として2001年(平成13年)に創刊し、自治体職員の皆様をはじめ、議員や地方自治に携わる多くの方々にご愛読いただいています。