トップ
   >   記事
   >   フィスコ
   >   NYの視点:湾岸諸国などがカタールとの断交宣言、原油相場への影響を注視
NYの視点:湾岸諸国などがカタールとの断交宣言、原油相場への影響を注視 株式会社フィスコ 2017年6月6日
報道によると、バーレーン政府は5日、安全保障上の理由からカタールとの国交断絶を宣言した。その後にサウジアラビア、エジプト、アラブ首長国連邦、モルジブ、イエメン、リビアもカタールとの国交断絶を宣言している。
報道によると、バーレーン、エジプト、サウジアラビアの各政府は、国家安全保障上の理由でカタールとの航空便の運航を停止することも明らかにした。バーレーン政府は「カタールはバーレーン王国における安全と安定に関連する状況を揺さぶり、内政に干渉し、マスコミでの状況エスカレートと煽動を続け、テロ活動の支援を止めようとしないため国交断絶の措置に踏み切った」と発表している。
カタール外務省はバーレーン、エジプト、サウジアラビアおよびアラブ首長国連邦のカタールに対する国交断絶の決定を不当だとする声明を発表したが、市場関係者は米国の対応に注目している。今のところNY原油先物に大きな動きは出ていないが、今回の動きが原油供給に影響を与えるかどうかを慎重に見極める必要があるとの声が聞かれている。
<HT>
- 関連記事
- カタールW杯の注目はココ 世界の建設会社の人権取り組み
- 【休日に読む】一尾仁司の虎視眈々(2)◆膠着した原油相場の行方◆
- サウジは同盟国ではない? なぜアメリカは距離を置くのか…存在感を増していくイラン
- JICAがサウジ開発基金と中東支援で協力、サウジアラビアがJICAとJETROへライセンス発給
- 米国との国交正常化、キューバ紙どう報じた? 3つの要因、米共和党の反発への懸念…
- 株式会社フィスコは、投資支援サービス等を提供するプロフェッショナル集団です。2013年4月19日に、インターネットを使った選挙活動を解禁する公職選挙法の改正に伴う新たなコンテンツ提供を発表し、各政治家の発言要約や影響分析のコンテンツ提供を開始しており、その付加価値向上に取り組んでいます。