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日米の注目経済指標:1-3月期米GDP改定値は上方修正の予想  株式会社フィスコ 2017年5月20日

関連ワード : アメリカ 貿易 金融経済 

5月22日-26日に発表される主要経済指標の見通しについては以下の通り。

■23日(火)午後11時発表予定
○(米)4月新築住宅販売件数-予想は61.5万戸
参考となる3月実績は62.1万戸、前月比+5.8%。販売価格(中央値)は31.51万ドルで、前月比+7.5%。3月実績は市場予想を上回っており、好調だった。4月については雇用情勢の改善が続いていることから、3月実績に近い数字になるとみられる。

■24日(水)午後11時発表予定
○(米)4月中古住宅販売件数-予想は567万戸
参考となる3月実績は前月比+4.4%、571万戸で市場予想の560万戸程度を上回った。
中古住宅価格(中央値)は23.64万ドルで前年同月比+6.8%。在庫は前年同月比-6.6%だった。4月については在庫減少が続いていることから、販売件数はやや減少する見込みだが、販売価格はやや上昇すると予想されており、中古住宅の需要は堅調とみられる。

■26日(金)午前8時30分発表予定
○(日)4月全国消費者物価コア指数-予想は前年比+0.4%
参考となる3月実績は前年比+0.2%だった。ガソリンを含む石油製品価格の上昇によるものとみられている。4月については、先行指標の東京都区部(4月中旬速報)コアCPIが前年比-0.1%だったことから、物価上昇率は3月実績と同水準となる可能性がある。ガソリン価格の上昇は一服したが、携帯電話機の価格は下げ止まると予想されており、インフレ率は3月実績を上回る可能性がある。

■26日(金)午後9時30分発表予定
○(米)1-3月期国内総生産改定値-予想は前期比年率+0.9%
参考となる速報値は前期比年率で+0.7%で市場予想を下回った。天候要因で個人消費の伸びが予想を下回ったことが要因。政府支出、在庫投資も減少した。改定値では外需の持ち直しや設備投資の伸びを勘案して若干上方修正される可能性がある。市場予想は妥当な水準か。

その他の主な経済指標の発表予定は、22日(月):(日)4月貿易収支、26日(金):(米)4月耐久財受注、(米)5月ミシガン大学消費者信頼感指数確定値。

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