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【中国】新入社員の8割が職場に不満、「意見軽視」「激務押し付け」など 株式会社フィスコ 2016年12月18日
中国青年報社・社会調査センターが実施したアンケート調査で、新入社員の8割が初めての職場で不満を持った経験があると回答した。ただ、こうした経験は「社会人として成長する過程で必ず通る道」と考えている人が回答者の約半数を占めた。中国青年報が伝えた。今回の調査は、インターネットを通じて実施されたもの。回答者数は2003人だった。
不満の具体的な内容については、「年功序列のためチャンスが回ってこない」が62.6%、「意見が軽視される」が48.5%、「雑用や骨の折れる仕事をやらされる」が44.9%、「激務を押しつけられる」が42.2%、「能力で正当に評価されない」が38.3%、「キャリアが浅いため軽視される」が34.4%という結果だった。
「なぜ新人が不満を持つのか」に関しては、回答者の56.0%が「能力不足であり、訓練が必要」と認識。このほか、52.3%が「常に“実習生”として扱われる」、46.6%が「新人は職場の人間関係にうまく対応できない」などの回答が挙がった。
中国人民大学の周孝正・社会学教授は、「仕事と学習は違う。学習は皆がともに学ぶだけだが、仕事は利益の衝突にまで及ぶ。新人には“適応”の過程が必要で、“不満を持つ”のはまだ十分に適応できていないだけにすぎない」と指摘している。その上で「会社側は新人がうまく定着できるよう、職場環境を“一緒に学ぶ組織”に改善すべき」と提言した。
【亜州IR】
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