東京都議会議員選挙2021
都議選2021:自民が第1党を奪還するも自公で過半数届かず、都ファは第2党に後退 (2021/7/5 政治山)
任期満了に伴う東京都議会議員選挙(定数127)は無投票となった小平選挙区(定数2)を除く41選挙区で4日投開票され、5日未明にすべての議席が確定しました。
その結果、自民が33議席を獲得して都議会第1党となりましたが、23人全員が当選した公明と合わせての過半数(64議席)には達しませんでした。改選前に都議会第1党だった小池都知事が特別顧問を務める都民ファーストの会(以下、都ファ)は46議席から31議席まで減らし、都議会第2党となりました。
また、一部の選挙区で候補者調整を行った共産と立憲は、共産が1議席増やして19議席、立憲が7議席から15議席まで伸ばしました。生活者ネットと維新は各1議席ずつを確保しました。
当選者127人の平均年齢は50.5歳で、年代別の人数は20代1人、30代19人、40代42人、50代38人、60代24人、70代3人です。最年少は29歳で立憲新人の関口健太郎氏(杉並区)、最年長は71歳で自民現職の三宅茂樹氏(世田谷区)と高島直樹氏(足立区)、公明現職の中島義雄氏(北多摩第三)の3人でした。また、女性の当選者は41人(共産14、都ファ12、自民4、立憲4、公明3、ネット1、無所属3)です。
当日の有権者数は1115万7715人で、全選挙区合計の投票率は42.39%で、前回(2017年:51.28%)を8.89ポイント下回りました。
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