【LM推進地議連連載】
日本一の政策集団を目指しています。よこはま自民がマニフェスト大賞グランプリを受賞したのはそれなりの理由があります。 (2016/8/10 横浜市会議員 草間剛/LM推進地議連共同代表)
政策立案を行う「政策型議員」を目指す地方議員らで構成される「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟」(略称:LM推進地議連)の連載・コラムです。
地域主権、地方分権時代をリードし、真の地方自治を確立し実践するために設立された同団体は、地方自治体の首長、議員や地域主権を支える市民の活動実績を広く募って表彰する、「マニフェスト大賞」の運営に携わっています。今年で11回を数える同賞は、7月1日から応募が始まり、11月11日の表彰式で大賞と各賞の最優秀賞を発表。応募開始にあたって実行委員の皆さんに、マニフェスト大賞に寄せる思いや、これまでの成果を綴っていただきます。今回は、LM推進地議連共同代表の草間剛 横浜市会議員にご寄稿いただきました。
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8つの条例マニフェストとその後の条例制定で第9回マニフェスト大賞グランプリを自民党横浜市連・自民党横浜市会議員団として受賞してからもうすぐ2年が経とうとしています。私たちは既に第1期条例マニフェストから2015年4月の選挙における第2期マニフェストに展開し、政調会を中心としたプロジェクトチームで、いかに会派のマニフェストサイクルを回していけるか、定例会ごとにマニフェスト・ローリングを行い、各議員の議会での質問や提言が、どのようにマニフェストで約束した政策を動かしているかチェックしています。
横浜市会自民党の、上は9期から成る31人の議員の中で、このマニフェストサイクルに反対している議員は誰もいません。この動きが議員を鍛え、会派としての総合力を上げている感覚が共有できているからだと思います。
1期目の4年間、僕自身も会派プロジェクトチームの事務局長として、災害時自助・共助推進条例、財政責任条例を取りまとめ、議会の委員会としては資源ごみ持ち去り禁止条例、議会基本条例の制定など、4つの議員提案条例の制定に関わることができました。また条例提案のほかにも、市内の若手国会議員や県会議員らとともに、まさに私たちメンテナンス世代が直面する課題に正面から向き合うための「公共インフラ・アセットマネジメント研究会」を立ち上げ、特に下水道インフラの老朽化に対する提言をまとめたり、党の水素エネルギーの研究会に参加し、横浜市の水素政策を強力に牽引していくなど、個人として様々な活動を行いました。
会派内最年少の僕でさえこういう活動をしていますから、これが様々な背景や得意分野、地域を持つ31人が集まれば、それは正直、時には市長よりも大きな力になります。
多くの地方議会で抱えている課題は、議員個人の力を、会派力・議会力につなげられないことだと思いますが、僕らは会派マニフェストによって個々の議員の政策力を結集し、実現力に変えています。多分、ここが違います。
若手でどうにもならない局面には、議長や議長経験者など、今話題の「ドン」のような議員の力を遺憾なく発揮してもらいます。政策的に『ジェダイのドン』ほど、頼れる存在はありません。
先日のマニフェスト議連の総会・研修会で横浜自民党の横山幹事長も話していましたが、僕らは正直マニフェスト大賞を受賞するためにやっているのではなくて、不断の研鑽(さん)を積みながら、当たり前のことを当たり前にやっている感覚です。でもだからこそ、マニフェスト大賞のような客観的な賞を受賞すると、よりその力が強くなった感じがします。個人的には、名実ともに日本一の政策集団としての会派を目指しています。それによって二元代表制の市長とともに、横浜の更なる発展を強力に支えたいと心から思っています。
それでは皆さん、マニフェスト大賞に応募しましょう。
マニフェスト大賞 公式ホームページ
ご応募はこちらのページから
- 著者プロフィール
横浜市会議員 草間剛(くさま つよし)
1982年横浜生まれ。早稲田大学大学院公共経営研究科在学時に「えさし地産地消推進条例」の制定に携わり、早稲田大学マニフェスト研究所入所後はマニフェスト大賞の創設や全国の地方議会改革に携わる。同研究所事務局長、国会議員秘書を経て2011年横浜市会議員選挙初当選(最年少・2期目)。マニフェスト大賞では、日の出TVで第6回最優秀コミュニケーション賞、湘南caféで第7回特別賞、自民党神奈川県連ネット選対で第8回優秀賞、都筑のくまのデータ研究所で第9回優秀賞を受賞。関東学院大学非常勤講師。
くさま剛 公式サイト/ブログ/facebook/twitter
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