第52回 男鹿を笑顔に!活気あふれる街をつくる!  |  政治・選挙プラットフォーム【政治山】

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【LM推進地議連連載/リレーコラム47~地方議員は今~】

第52回 男鹿を笑顔に!活気あふれる街をつくる! (2013/9/18 秋田県男鹿市議会議員 土井文彦氏/LM推進地議連会員)

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政治山では、政策立案を行う「政策型議員」を目指す地方議員らで構成される「ローカル・マニフェスト推進地方議員連盟」(略称:LM推進地議連)と連携し、連載・コラムを掲載します。地域主権、地方分権時代をリードし、真の地方自治を確立し実践するために設立された団体のメンバーが、それぞれの実践や自らの考えを毎週発信していきます。現在は、全国47都道府県の議員にご登場いただき、地域の特色や問題点などを語っていただく「リレーコラム47~地方議員は今~」を連載しています。第52回は、秋田県男鹿市議会議員の土井文彦氏による「男鹿を笑顔に!活気あふれる街をつくる!」をお届けします。

◇      ◇      ◇

ナマハゲの里 男鹿(おが)

 私たちが暮らす男鹿市は、人口が31,225人(2013年6月30日現在)で、三方が海に開かれた、風光明媚な半島です。その東西南北ごとに趣の異なる見どころ・観光スポットが点在。特に、「ナマハゲ」が有名で、ナマハゲに学ぶ「自律」「思いやり」の心、そして「自己表現力」。男鹿半島は、文化から学び、歴史から気づき、自然から習うことのできる学び、気づきの宝島です。

男鹿の各集落に古くから受け継がれる「ナマハゲ」

男鹿の各集落に古くから受け継がれる「ナマハゲ」

 目指す都市像は、活力ある地場産業の構築と思いやりの心で創りあげる「教育・観光・環境豊かな文化都市」です。

「ひとが『大地の物語・ひとと大地の物語・大地のめぐみの物語』と出会う場所」をテーマに、2011年9月5日に『男鹿半島・大潟ジオパーク』が日本ジオパークに登録され、今後は世界ジオパークの登録を目指します。

 食では、男鹿ハタハタ丼・男鹿の鯛・タラ・男鹿梨・男鹿しょっつる焼きそば(B1グルメ)、そして有名なハタハタや北限のトラフグ・紅ズワイガニ・サザエも豊富に採れます。

 現在、再生可能エネルギーの太陽光・風力発電にも力を注いでいるところです。

土井文彦の『思い』

私だったこうしたい! 土井文彦氏の思い

 私が政治活動を始めようと思ったキッカケは、この男鹿の地に生まれ、楽しくのびのびと暮らしていた子どもたちが、成人してからどんどん秋田県外に出て行っている(出て行かざるを得ない)状況を間近に見て、居ても立ってもいられなくなったからです。

 そして子育ても終え、自分の今までの人生や、残りの人生を考えた時、自分のこれからの人生時間を男鹿への恩返しのために捧げたいと思ったのです。

 政治活動の一環として、あいさつ回りをしていると、日中お年寄りの方だけの家が多いことに改めて気付かされます。お年寄りの方は、私を快く迎えてくれ、お話も弾みます。きっと普段はあまり話をする機会も相手もいないのだと感じました。人との関わりが薄れてきているのを実感し、お年寄りが寂しい思いをすることなく、同時に若者が男鹿の未来を誇れるような、生き甲斐ある街をつくらねば!!と思いを強くしたのです。

土井氏土井文彦氏からのメッセージ

 だからこそ私は、若者が残れる街、若者が帰れる街、活気あふれる男鹿をつくりたい!お年寄りから若者までが、楽しく安心して暮らせる社会をつくりたい!そんな街づくりを目指して、私が今まで培った経験・スキル・行動力・ネットワークを駆使し、自分が生まれ育った故郷へ還元したい!20年後、30年後の将来を語れる者がいなくてはだめだと強く感じ、急きょ政治の道を歩むことになりました。私たちの故郷は、私たちで守る。そして、確かな未来の灯(あか)りに向かって、輝きのあるまなざしと最高のおもてなしのできる「観光地・男鹿」を築きあげたいと熱く、強く思うのであります。

「私だったらこうしてみたい!」

 漠然と政治をするのではなく、市民に分かりやすい表現を心がけ、より具体的な行動を掲げ、達成度の見える化で、任期中(間もなく)にビフォーアフターを示します。

【観 光】

(1) ジオパーク認定、エコツーリズムグリーンツーリズムブルーツーリズムを勧める。

(2) 男鹿の入り口「なまはげ観光案内所」の充実と周辺の活用。

例:動画を使ったツアーコースの案内で観光誘導

(3) 地元若者が企画する名物イベントや、何度でも訪れたいと思わせる観光スポットをつくる。

(4) 男鹿にある観光資源に物語性を持たせ、新しい魅力を発信する。

秋田県男鹿市議会議員 土井文彦氏

秋田県男鹿市議会議員 土井文彦氏

例:富良野ラベンダー、小樽の北一ガラスなど

 (5) 最高のおもてなしができる人づくりの強化=全市民が観光大使。

【農林水産】

(1) 男鹿ブランドの新商品の開発や出荷体制を新しくつくる。

(2) 観光環境の整備で出る杉の木の廃材を有効活用する。

  例:燃料木材チップの販売など

(3) 自らが販売できる漁業の仕組みづくりと販売ルートの強化をする。

 (4) 魚をその場の露店で焼いて食べてもらうなど、

観光客へ直接食材を提供する。

【将 来】

(1) 高齢者や交通に不便を感じている方のために、乗り合いタクシーや巡回バスを充実させる。

(2) 電車でエコツアーの提案。

男鹿駅の終着・始発駅の利便性を活かし、情緒ある文化の街として賑わいをつくり上げる。

(3) 廃校や空き地を利用した市場の開催や農村民宿、喫茶、フリーマーケット、カルチャー教室などを

催し、集いの場として地域コミュニティにつなげる。

結果、男鹿に仕事が生まれ、生活安心、地元に若者が定着して、みんな笑顔!

【男鹿市議会の取り組み】

昨年4月に議会基本条例を制定し、議会報告会の開催や議会としての取り組みを積極的に改革中です。

【会派:心政会の取り組み】

市民の困ったに対し、デマンド交通網の整備を推奨をし、現在進行中です。

【議会広報特別委員会の取り組み】 

年4回発行の「男鹿市議会だより」を4季ごとに色分けし、今まで以上に市民に分かりやすく読んでいただける広報に変更中です。今後も表・グラフ・写真・イラスト・空間を取り入れ、分かりやすい紙面へと変化し続けます。

 現在、議員1期の4年目に突入!「男鹿を笑顔に!」日々頑張ってまいります。

 私たちがお世話になったことを次世代に同じようにお世話して、良い循環をつくりたい。ここまでやったぞと堂々と引き継ぎたい。

著者プロフィール
土井 文彦(どい ふみひこ):昭和34年5月10日生。秋田県男鹿市出身。仙台大学体育部卒業。陸上競技部中距離ブロック主将。朴澤女子高等学校(現明成高校-仙台市)で教鞭をとる。その後、父の病を機にフラワービジネスを展開。◆昭和59年3月(有)秋田第一ガーデン起業・代表取締役 ◆平成18年10月「プロステージ花壱番」オープン。(株)生活の木パートナーショップ「花壱番ハーブギャラリー」オープン。Amazon.co.jpの立ち上げに参画したカリスマバイヤー土井英司の兄。2010年初当選!現在、議会広報特別委員会委員長
HP:男鹿市議会議員 土井文彦 オフィシャルサイト“smile”
Blog:土井文彦3行ブログ
facebook:土井文彦
facebook page:男鹿を笑顔に!
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